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福富町の老舗洋食店「レストラン タマガワ」が9月30日で閉店

店頭に張り出された貼り紙

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 福富町の老舗洋食店「レストラン タマガワ」(横浜市中区福富町仲通1)が9月30日、閉店する。

昭和22年創業の「レストラン タマガワ」店舗外観

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 「レストラン タマガワ」は、スパゲティナポリタンの発祥とされるホテルニューグランド初代総料理長サリー・ワイルさんの元で修行した初代店主・小澤健之助さんが、戦後すぐの1947年に調布の多摩川近くで創業した。3代目店主の小澤栄太郎さんが、その味を引き継いできた。

 同店の人気メニューは、トロトロの半熟卵にハヤシデミグラスソースがかかった「オムハヤシ」と、ナポリタンとカニコロッケがセットになった「ナポコロ」。オムライス、カレーライス、生姜焼き、ハンバーグ、メンチカツなどのメニューを提供し、昔ながらの下町の洋食屋として親しまれてきた。

 ナポリタンは、2.2ミリの極太麺を使い、トマトケチャップと、40年以上継ぎ足してきた秘伝のデミグラスソースでしっかりいため、具材にセロリを使っているのが特徴。ナポリタン愛好家の団体「日本ナポリタン学会」(田中健介会長)から2012年に、「こだわりを持つナポリタンを提供する店舗」として認定されている。

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