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神奈川県民ホールで「真夏のクリスマスコンサート」-オルガンとハープ

神奈川県民ホールのパイプオルガン(photo:Hiroshi Togo)

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 神奈川県民ホール 小ホール(横浜市中区山下町3)で8月24日、コンサート「オルガン&ハープが奏でる真夏のクリスマス」が開催される。

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 同ホールでは、今年12月に始めるホールの改修工事に伴い、毎年クリスマスの時期に開催していたパイプオルガン・クリスマスコンサート・シリーズを8月に企画。「真夏のクリスマス」と題して、オルガンとハープの美しい調べを披露する。

 神奈川県民ホールのパイプオルガンは、ドイツのヨハネス・クライス社が製作したもので、1974年9月に小ホールに設置された。やわらかい響きと、やさしくも力強い音色を特徴とし、2,024本のパイプが30個のストップにまとめられている。

 プログラムは、M.グランジャニー「ハープとオルガンのための古典様式によるアリア」、F.シューベルト「アヴェ・マリア」、 M.サミュエル・ルソー「クリスマス古謡による田園風変奏曲」、J.S.バッハ「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」、クリスマス・メドレーなど。今回使用するハープは、ドイツのホルンガッハー社製の「Harmony」というハープで、やわらかな音色と低音の深い響きが特徴だという。

 オルガニストは、神奈川県出身で神奈川県民ホールオルガンアドバイザーの荻野由美子さん。ハープ奏者は、横浜出身でフリーのオーケストラ奏者の杉山敦子さん。

 神奈川県民ホールの森谷佳永さんは「グランジャニーの本格的なオルガンとハープの曲から厳かなノエルまで、ひととき暑さを忘れてクリスマスの夜に思いをはせてみては」と話している。

 14時30分開場、15時開演。チケットは一般3,000円、ペア5,500円、学生(24歳以下)2,000円。問い合わせはチケットかながわ(TEL 045-662-8866)まで。

 神奈川県民ホールのパイプオルガンは、1975年1月の神奈川県民ホールの開館に合わせ、ドイツのクライス社により小ホールに建造された。当時、公立ホールにパイプオルガンが設置されたのは初めてで、当初は舞台右側にあったものを、1990年に舞台正面に移設。響きの改良に加え、2002年には内部構造や音色についての改修もおこなった。バロックからロマン派まで、幅広いオルガン音楽に対応できるストップを備えている。

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