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ジャック&ベティで仏ドキュメンタリー映画上映ー若松孝二監督「火の家」も

若松孝二監督のドキュメンタリー「火の家」も初上映

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 シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で11月3日から、フランスのドキュメンタリー作品を紹介する第13回フランス・ドキュメンタリー月間「ドキュメンタリー・フォーカス03」が開催される。

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 同イベントは、フランスの図書機関「Images en Bibliotheques」主導のもと、各国で毎年開催されているドキュメンタリー映画祭「ドキュメンタリー月間」の一環。アンスティチュ・フランセ横浜(旧・横浜日仏学院、中区尾上町5)が主催となり、現代のフランスのドキュメンタリー映画の魅力を紹介する。

 今年は、アントワーヌ・バロー監督による日本人映画作家(寺山修司監督、若松孝二監督、小栗康平監督)の3部作を初上映。

 プログラムは、作品「死の棘」で1990年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した小栗監督の思想を辿る「夢想の森」(2010年、フランス)、1837年にパリの馬具工房として誕生したエルメスの職人の姿を映した「ハート&クラフト」(2011年、フランス)、カンボジア・プノンペンの娼婦たちの苦悩を描いた「紙は余燼(よじん)を包めない」(2006年、フランス)など。

 交通事故で10月に急逝した若松監督のドキュメンタリー「火の家」(2010年、フランス)も国内で初めて上映される。同作では、連合赤軍をテーマにした映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を手掛けた若松監督が、1970年代の政治闘争への参加を経て「武器としての映画」を再び撮り始めた姿に迫る。

 3日の上映後には、映画評論家の村山匡一郎さんが司会を務め、アントワヌー監督をゲストに迎えたトークショーを行う。

 アンスティチュ・フランセ横浜の大藤理恵さんは「今回来日するアントワヌー・バロー監督の日本人映画作家を追った3部作は本邦初上映。そのほかの作品もバラエティ豊かなラインアップとなっているので、ぜひお気に入りの一本を見つけてほしい」と話している。

 入場料はプログラムによる。問い合わせはアンスティチュ・フランセ横浜(TEL 045-201-1514)。11月16日まで。

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