ヨコハマ経済新聞

本牧の商店街で昭和レトロを体験する「商店街うんちくツアー」

「商店街うんちくツアー」の様子(寝具店「都屋」)

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 中区本郷町周辺の本牧の商店街を探検する「第2回 商店街うんちくツアー」が8月28日に開催された。

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 同ツアーは、高齢者向けのサービスなど、地域の生活を支える本牧通りの商店街のこだわりや魅力を発信することを目的に企画されたイベント。本郷町商栄会・本牧一丁目東商友会・本牧リボンファンストリートの3商店会の主催により行われた。

 今回のテーマは「本牧で昭和レトロを体験しよう!」。当日は一般参加者29人が、商店街にある創業90年の「大野屋」(惣菜)、寝装の「都屋」(寝具)、「本牧ガーデンセンター」(園芸)、「小澤建具店」を巡り、店主たちが披露する商品やサービスのこだわり、当時の技術取得についてのうんちく話を楽しんだ。

 「大野屋」は手作り惣菜試食のほか懐かしい「おかず」の紹介、「都屋」は布団の打ち直しや布団に欠かすことのできない「綿」や「羽毛」に関するエピソードについて。「本牧ガーデンセンター」では、かつて米軍ハウスを飾ったクリスマスツリーなど、町の移り変わりとともに生活の中に登場する花を通して、店主が戦後の本牧について語った。

 ツアー終了後は地域ボランティアの企画で、「戦後の本牧」について語る交流会がにぎやかに行われた。イベントを終え、参加者からは「生まれた時から周辺に住んでいたが、初めて聞く話もありうれしかった」「歴史と商品が一体になったお話を店主から聞き、本牧をますます魅力的に感じた。また参加したい」という声が寄せられた。

 本郷町商栄会の佐久間遵一会長は「各店の協力があり素敵なイベントができたと思う。お店の持ち味をPRすることが重要だと再認識した。この機会を絶好のチャンスと捉えて今後も商店街のPRを進めていきたい」と話した。

 主催する3商店会は次回のツアーも企画している。

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