
不動産投資を企画・運用するプロフィッツ(東京都千代田区)は11月14日に、新ホテル「トランセンダーホテル横浜」(横浜市中区山下町)を開業する。9月19日に公式サイトを公開し予約受付を開始した。
コンセプトは「REVIVE 人、感性、そして街をリバイブするホテル」。中華街の歩みを踏まえ、伝統的なデザインを現代的に再解釈した内装を採用する。
建築・デザインはOSKA&PARTNERS(渋谷区千駄ケ谷)が担当し、代表の大平貴臣さんが統括する。ブランドはオレンジ・アンド・パートナーズ(港区麻布台)で代表の小山薫堂さんが手がける。運営はホテル運営事業を手掛けるソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ(港区芝)が担う。
施設は6階建ての本館は客室33室とラウンジを備え、地下1階に時間貸の個室サウナ3室を配置する。別館は3階建の一棟貸しでプライベートサウナ付き。客室は全34室で、最大7人まで泊まれるタイプやファミリー・グループ向けの構成を用意。デザインはクラシカルとヴィンテージの要素を織り交ぜ、中華街の記憶を現代の素材感で表現する。
ラウンジでの飲食はチャーシュー専門店「叉焼春(チャーシューメイ)」と連携し、チャーシューやオリジナルメニューを提供。朝食は宿泊者限定で提供し、11時~23時はカフェ&バーとして一般利用ができる。
地下1階には「TOJI SAUNA」を設置。温泉由来のミネラルを含むクラフト温泉「Le Furo」を用いたミスト環境で、湯を浴びる発想の温浴体験を個室で提供する。宿泊者専用のプライベート空間とし、静かな休息を意図した構成となる。
館内アートは4人の作家が参加。ラウンジのペインティングをbaanaiさん、ファサードのネオンを福井和来さん、客室の写真をRintaro Kanemotoさん、グッズ・イラストレーションを中村弘峰さんが担当する。
主な客室タイプは、別棟「THE HOUSE」が定員6人で1室96,540円~(1人16,090円~)、本館「SUITE」が定員4人で1室38,040円~(1人9,510円~)、「LOFT SUITE」が定員8人で1室47,040円~(1人5,880円~)。
同社は「古き良きものをよみがえらせ、新しい感性を興し、心身を回復させる。横浜中華街の新たな観光拠点となるホテルを目指す」とコメントしている。