
「横浜・八景島シーパラダイス」(横浜市金沢区八景島)の水族館「ふれあいラグーン」で、8月29日11時3分に「オタリア」の子どもが誕生した。
オタリアは、ミナミアメリカ中部以南の沿岸部に生息しているアシカの仲間で、がっしりとした体が特徴。成熟したオスには胸と後頭部に、たてがみ状の毛がみられ、その姿から英名では「海のライオン」と呼ばれている。鳴き声もライオンのような「ガオーッ」という迫力のある声をしている。
同施設でのオタリアの赤ちゃん誕生は約2年ぶり。名前はまだ決まっていないという。
新たに生まれたオタリアの母親は「ヤヨイ」で、現在は「ふれあいラグーン」内のヒレアシビーチ周辺観覧デッキから、子どもが母親「ヤヨイ」に寄り添う姿や、親子の表情を見ることができる。
同ビーチでは、2023年7月に誕生したオタリア「まつり」とその母「カシス」も同居しており、それぞれの親子が仲良く過ごす様子も見られる。
飼育担当者によると、オタリアは、繁殖ができる個体は特にオスが貴重で、シーパラダイスでは、今回の誕生の前にまつりが誕生した時は12年ぶりの誕生だった。「かわいらしい表情やしぐさがいっぱいの赤ちゃんが元気に育つよう、飼育員一同、見守っていく」とコメントしている。
横浜・八景島シーパラダイスは、水族館・遊園地・ショッピングモール・ホテル・マリーナなどで構成された複合型海洋レジャー施設で、700種12万点の生きものと触れ合うことができる。
9月の開島時間は8時30分~21時30分(土曜・日曜は22時30分まで)。営業時間は施設により異なる。