神奈川県は10月18日、開港150周年の2009年に向け、関内地区の山下町県有地等を「神奈川の顔としてふさわしい拠点づくり」をコンセプトに、新しい県立ホールとNHK新横浜放送会館を中核として、第一種市街地再開発事業により整備することとし、県立新ホール・NHK棟の設計者を選定するプロポーザル及び民間施設を整備する事業者公募を実施することを発表した。市街地再開発事業対象地は、中区山下町の12,765平米(内県有地12,197平米）で、現在は、旧露亜銀行横浜支店、かながわドームシアター、県分庁舎、駐車場などがある。「にぎわいの創出」「情報・文化の発信」などの観点から、歴史的建造物である旧露亜銀行などを活用した地域の活性化に向け、エントリー事業者を募集する。設計プロポーザルの審査には、都市再生機構を事務局とした外部有識者等で構成する審査委員会（委員長：北沢猛氏 東京大学大学院教授）を設置、民間事業者公募の審査には、選定委員会（委員長：小林重敬氏 横浜国立大学大学院教授）を設置する。公募開始は11月1日で、11月15日と29日に都市再生機構神奈川地域支社で説明会を実施する。露亜銀行は、英国人の建築家B.M.ウォードが1921（大正10）年に建築した3階建てのコンクリートとレンガ造りの建物。1995年まで警友病院別館として使われていたが、その後空き家になっている。
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