一般社団法人MASUDAカグラボ(所在地:島根県益田市、代表:神田 惟佑)は、「川崎市市制施行100周年記念事業
川崎市・益田市都市交流 石見神楽特別公演」を2024年8月24日(土)に上演いたします。
川崎市と益田市は平成25年にスポーツ・文化等の交流に関する覚書を締結し、今日まで様々な面において交流をしてきました。この度、川崎市市制施行100周年記念事業としてNEC玉川ルネッサンスシティホールにて、益田市の伝統文化である石見神楽の特別公演を行います。豪華絢爛な衣装と勇壮な演舞を是非会場でご覧ください。川崎市内で石見神楽が観れる貴重な機会です。ぜひお越しくださいませ。
公演概要
日 時: 2024年8月24日(土)
午前の部 11:00~13:00(開場10:15~)
午後の部 15:00~17:00(開場14:15~)
会 場: NEC玉川ルネッサンスシティホール(神奈川県川崎市中原区下沼部1753-1)
料 金: 全席指定
[大人]4,000円 <一般>
[小人]2,000円 <中学生以下>
未就学児無料 ※膝上鑑賞に限る
上演演目: 午前の部 十羅/紅葉狩/大蛇
午後の部 天神/大江山/大蛇
出 演: 益田市石見神楽神和会
主 催: 益田市都市交流協議会
共 催: 益田市/萩・石見空港利用拡大促進協議会
後 援: 川崎市/(一社)川崎市観光協会/(一社)益田市観光協会
協 賛: 日本電気株式会社
企 画: (一社)MASUDAカグラボ
購入方法: ?イープラス 石見神楽 で検索(販売ページURL:https://eplus.jp/iwamikagura-km/)
※7/1(月)よりチケット販売開始
公演情報:https://masudashi.com/post-131296/
お問い合わせ:(一社)MASUDAカグラボ(0570-088-090)
日本遺産にも登録された伝統芸能「石見神楽」
石見神楽とは、島根県西部の石見地域で演じられる神職神楽で、その由来は古く平安末期から室町時代に石見一円で祭事に併せ舞っていたものとされる。
江戸時代には出雲佐陀神楽が、歌舞伎や能の所作と融合させた神話劇の神能を演ずるようになり、爆発的に石見に波及され演劇化されていった。その後、明治の法改正により、その土地の人々が神楽を演舞するようになると、活発な石見人の気性そのままに勇壮な八調子とよばれるテンポになるなど、改革も活発化。神事でありながらも、演劇的要素が濃く、ストーリーも明快、舞もお囃子も激しく、胸のすくような爽快さと勇壮さがあるのが特長。
令和2年「神々や鬼たちが躍動する神話の世界~石見地域で伝承される神楽~」として日本遺産に認定。
石見神楽神和会とは
明治以降、島根県益田市内で崇敬の篤い氏子達が神職から神楽の伝統を受け継ぎ、会をなしている。
昭和45年に大阪万博に招聘され、その知名度が一気に全国へと波及することとなり、現在も世界・全国各地へ公演を積極的に行う。
石見神楽の各会、団体の発展や継承、後継者育成等を目的として集い、平成4年に「益田市石見神楽神和会」として市内9団体にて発足。
その後、市町村合併を期に14団体に。歳末助け合い石見神楽共演大会を通年にて開催、ほか数多くの市外県外公演に加え、近年はサウジアラビア、アメリカ南部、中米5カ国での海外公演を行う。現在は、11団体で活動しており、日本の伝統芸能として石見神楽の普及に努めている。
上演演目
公演当日は以下の演目を上演予定。
十羅(午前のみ)
日ノ本の国を魔国にしようと彦羽根なる鬼が船を操り攻めてきます。それを聞きつけた須佐之男命の末娘、十羅刹女が船上にて迎え撃ち、異国に帰るよう説得します。彦羽根はこれを拒否した為、激闘の末に異国へと追い返されます。女神と鬼女の戦い、その激闘には目が離せません。
紅葉狩り(午前のみ)
時の武将・平維茂は戸隠山へと狩りに向かう道中、道に迷い紅葉狩りを楽しむ女中に出会います。酒宴に誘われ、色香に惑わされた維茂は女に化けた鬼女に一命を奪われかけ…。八百万神から授かった神剣で旅人を取り食らう鬼女を退治する物語。鬼女たちの豹変ぶりに手に汗握る神楽です。
天神(午後のみ)
右大臣・菅原道真は、左大臣・藤原時平の虚言により、九州の太宰府へ左遷の身となりました。無念の月日を送る道真は、随神と共に天拝山に上り、無実を天に訴えるが病により非業の死を遂げます。その頃、都では雷に打たれ亡くなる者が続出。これは「道真公の祟りだ」とされ、遂には藤原時平も雷にて死を迎えました。道真公の無念を描いた神楽です。
大江山(午後のみ)
時の将軍、源頼光は都を悩ます大悪鬼・酒呑童子征伐を命じられます。頼光は家臣である渡辺綱、坂田金時ら四天王を従え三社祈願に向かいました。そこで神より人面鬼毒の酒を授かった一行は山伏に姿を変えて鬼の根城である大江山へ…。言葉巧みに童子の疑いをかわしつつ、頼光らは鬼たちを毒酒で酔いつぶれさせ、手下もろとも成敗するという武勇伝です。
八岐大蛇(午前・午後どちらも上演)
高天原を追放された須佐之男命は出雲国斐伊川の悲しき物語を聞き、大蛇に悩まされる人々を救うため自ら大蛇に立ち向かう。須佐之男命の勇壮な立ち回りや大蛇の迫力ある激しい芸に目が離せない石見神楽人気No.1の演目。
一般社団法人MASUDAカグラボについて
島根県益田市では、2020年度に益田市の石見神楽の保存と活用に向けた活動を行うため、「MASUDAカグラボ (当時:IWAMIカグラボ)」を結成。以降、従来の石見神楽関係団体だけではなく民間主体の動きが芽生え始めている。今後、益田市内だけではなく、全国を舞台に石見神楽の魅力を伝承していくなど活動の幅を広げるべく、2023年4月に法人化。井筒装束シリーズ詩楽劇「八雲立つ」、松竹株式会社の制作舞台「ZIPANGU 光が彩る演舞祭」など県外で多様な芸能とコラボした公演にも出演。
【会社概要】
社名:一般社団法人MASUDAカグラボ
本社所在地:島根県益田市幸町8番18号
代表理事:神田 惟佑
事業内容: 石見神楽の産業振興、後継者育成等
設立: 2023年4月