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石川町にアートを楽しみながら英語力を身につける「アンイースタジオ」 大人向けクラスも

「アンイースタジオ」主宰のスティーブ・チャールズ・デイさんと霜田りえこさん

「アンイースタジオ」主宰のスティーブ・チャールズ・デイさんと霜田りえこさん

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 石川町のひらがな商店街に昨年9月、イギリス人と日本人の2人が英語で教えるアートスクール「Art n’ English studio(アンイースタジオ)」(横浜市中区石川町3)が開校した。

1クラス6人までの少人数制

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 主宰するのはイギリス出身のスティーブ・チャールズ・デイさんと霜田りえこさん。それぞれ芸術系の大学を卒業し、彫刻を専攻していたスティーブさんとイラストレーターとして活動する霜田さんが、絵画や立体制作、科学実験を通した作品づくりなど、アートを通して通常の教室ではないスタイルで英語を学ぶ場を作りたいと開設した。

 教室はひらがな商店街にあるアートスペース「と」の2階。2人が教室開設の場所を探していると聞いた「と」を運営する今井嘉江さんが、事務所件倉庫として使っていた約21平方メートルのスペースを使うことを提案。2人で内装などを整え開設に至った。

 キッズアートクラスは、「ベーシックアート&イングリッシュ」(4歳~8歳)、「アート&イングリッシュ」(6歳~12歳)、「チビトロニクス」(サイエンス実験、6歳~12歳)の3クラス。大人向けのアートクラスは版画やペイント、コラージュなどのものづくりを楽しみながら英語を学ぶ「アーティカフェ」を「と」のカフェスペースで開講。英会話を重点的に学びたいという声を受けて、英会話を中心にしたクラス(初心者・中級者・大人向け)も用意する。それぞれ月々1万円~(入会金別途5,000円、体験教室もあり)。

 「子どもは皆体験を通して学ぶもの。試験のための知識ではなくみんなのやりたい気持ちを尊重し、実社会で使える英語を伝えたい」とスティーブさんが語る通り、1クラス6人までの少人数で、英語のレベルもさまざまな生徒が一緒に学び、1~2ヶ月をサイクルに一つの作品づくりに取り組む。昨年開催した「チビトロニクス」では、通電の実験を通して電池で動くレーシングカーをペットボトルのふたなどのリサイクル素材を使って制作。最後は皆で外に出てレースも行った。2月のキッズアートクラスではそれぞれのコースで、布製の身長測定タペストリーや教会などのステンドグラスのデザインを用いたスタンドライト、音の出る仕組みを理解して作るサウンドマシーンを英語指導のもと制作している。

 3月30日から4月2日までは科学やアートを体験したい子どもを募集し、博物館などへの遠足を含むスプリングワークショップを開催予定。「クラスで1時間勉強するだけの関係でなく、子どもたちの意欲の後押しをし、成長を見守っていきたいと考えている」とスティーブさん。霜田さんは「レールに乗って同じものを学ぶのではなく、個人個人に密に接して対応していきたい。出る杭を打つのではなく伸ばすような、そんな場所にしていきたい」と話している。

 問い合わせ・申し込みはアンイースタジオホームページまで。

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