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YCCで「食と農のフォーラム」-太刀川英輔さんを迎え横浜の農や地産地消の可能性探る

上右から太刀川英輔さん、杉浦裕樹さん、加藤之弘さん、新田理恵さん

上右から太刀川英輔さん、杉浦裕樹さん、加藤之弘さん、新田理恵さん

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 ヨコハマ創造都市センター(YCC、横浜市中区本町6)で2月4日、「第2回横浜・食と農のフォーラム」が開催される。

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 同フォーラムは「横浜の未来に向けた『農』や『地産地消』の可能性について」をテーマとし、市内産農畜産物やそれらを利用した製品のブランド化、あるいはそれらの魅力を市内外へ戦略的に発信していくための方向性を探る。昨年2月に行われた第1回では「横浜農場から未来へ種をまこう」をテーマに、「みらい」「まち」「デザイン」の3つの視点から新たな農の可能性を検討した。主催は、横浜市環境創造局農業振興課。

 1部では、基調講演としてデザインファーム「NOSIGNER」(中区相生町1)代表取締役の太刀川英輔さんが登壇。太刀川さんは、ソーシャルデザインイノベーション(社会に良い変化をもたらすためのデザイン)を生み出すことを理念に、建築・グラフィック・プロダクトなどのデザインへの深い見識を持つデザイナー。内閣官房によるクールジャパンムーブメント推進会議では、コンセプトディレクターも務めている。

 2部では、一部で登壇した太刀川さんのほか、都筑区で野菜を生産する加藤之弘さん、食卓研究家・写真家で多角的に食生活の提案をしている新田理恵さんによるトークセッションを実施。横浜の地域資源としての農業や、食に関する産業や産品のブランディングなどについて横浜の具体的な事例を紹介しつつ議論を深める。ファシリテーターは横浜コミュニティデザイン・ラボ代表の杉浦裕樹さん。

 横浜市環境創造局農業振興課長の杉山茂久さんは「今回のフォーラムは、今年4月1日に施行される『横浜市の都市農業における地産地消の推進等に関する条例』に先立ち、市内産の農畜産物やそれらを利用した製品のブランド化、さらにその魅力を市内外に発信していくための方向性などを、デザイナーや食・農関連で活躍する方たちの協力も得ながら共に考えていくことが目的。食や農に関わる事業者の皆様をはじめとして、農や地産地消を横浜の魅力にしたいと考える市民の皆様にぜひご参加いただければ」と話す。

 開催時間は14時~16時30分。終了後には交流会が行われる。参加費無料。定員200人(事前申込制、先着順受付)。申込みは「横浜・食と農のフォーラム」ホームページから。

 終了後の17時からは同会場で「横浜の食と農×クリエイティブ」をテーマとした交流イベント「グリーンドリンクス横浜」も予定されており、農産物を販売するマルシェや「食と農×クリエイティブ」をテーマにしたトークが行われ、太刀川さんと新田さんも登壇する。

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