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根岸・馬の博物館でアート展「UMARTs」-若手作家15人の新作展示

今年6月頃から制作した力作が並ぶ

今年6月頃から制作した力作が並ぶ

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 根岸競馬記念公苑「馬の博物館」(横浜市中区根岸台1)で11月2日から、アート展「UMARTs 2013-うまからうまれる15のアート」が開催されている。

馬の博物館屋外に設置された辻蔵人さんの作品

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 武蔵野美術大学芸術文化学科の学生が企画・運営を行う同展では、同大学の在学生と卒業生の計15人のアーティストが、乗馬などを通じて馬とふれ合い、馬について学んだ経験から制作した新作を展示。実際に出会った馬をモデルにした絵画や、屋島の戦いでの馬に乗った源義経を描いた歴史画、ジョッキーのレース服のデザインをブローチにした作品、馬の視野を狭めるブリンカーをモチーフにした人間のマスクなど、馬をテーマにしたさまざまな形の作品が並ぶ。

 最終日の12月1日には、馬のモビールと、アイロンビーズを使った馬のキーホルダー作りのワークショップ(10時~16時)を開催。また、武蔵野美術大学芸術文化学科准教授の杉浦幸子さんによるギャラリートーク(11時~・14時30分~、各回30分)も行われる。

 杉浦さんは「現代では馬を題材にしたアート作品は少ない。若いアーティストが今回実際に馬に接することで初めて生まれた作品も多く、馬の中にアートで入るというここでしかできない展示になっているので、ぜひ見に来てほしい」と話している。

 会場は馬の博物館第3展示室。開館時間は10時~16時30分(入館は16時まで)。入館料は一般=100円、小・中・高校生=30円。

 馬の博物館は、日本で初めての近代洋式競馬が行われた横浜競馬場を記念して建てられた根岸競馬記念公苑内にある、競馬や馬事文化に関する資料を展示する博物館。併設するポニーセンターでは現在7頭7品種の馬を飼育し、毎週土曜日13時30分からは馬とふれ合える「にんじんタイム」、毎月第3日曜日には博物館入館者を対象に乗馬デーを開催している。また同館では現在、企画展「馬のアート cartoons×comics -時代を映す諷刺と現代マンガの世界-」も同時開催されている。

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