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横浜ベイホテル東急で瀬戸内寂聴さん講演会「ふたつの恋の間に」

瀬戸内寂聴さん

瀬戸内寂聴さん

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 横浜ベイホテル東急(横浜市西区みなとみらい2)で8月25日、瀬戸内寂聴さんの講演会「ふたつの恋の間に」が開催される。

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 同講演会は、作家の瀬戸内寂聴さんが出家前に書き下ろした小説「夏の終り」を原作に製作された映画「夏の終り」の公開を記念した企画。出家の儀式「得度式(とくどしき)」から40年を迎えた瀬戸内さんがこれまでの足跡を振り返るとともに、横浜を舞台に始まる恋愛小説「夏の終り」について語る。

 当日は、瀬戸内さんが得度式で着用した最後の色留袖を展示するほか、俳優の榎木孝明さんをゲストに迎えた対談も実施。講演と対談をはさんだ昼食では、同ホテル総料理長・曽我部俊典さんによる特別コースランチが振る舞われる。参加者には瀬戸内さんの著書「月の輪草子」のプレゼントも。

 横浜ベイホテル東急の平岡麻衣子さんは「半世紀にわたって愛読される物語『夏の終り』の魅力にふたたび迫る記念講演会。おふたりがそれぞれに関わってこられた舞台や映画の裏話など、長い交流をもつ瀬戸内さんと榎木さんの対談にもご期待頂ければ」と話している。

 会場は同ホテル地下2階・クイーンズグランドボールルーム。開催時間は11時~15時30分。料金は23,000円(講演会、昼食込み)。申し込み・問い合わせは同ホテル「ブライダルサロン」(TEL 045-682-2121)まで。

 瀬戸内さんは1922年徳島市生まれ。東京女子大学を卒業後、結婚して北京に渡るが敗戦で帰国。1956年に書いた処女作「女子大生・曲愛玲」が新潮同人雑誌賞を受賞し、私小説「夏の終り」で1963年、女流文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、芸術選奨文部大臣賞、文化勲章受章など多くの賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度。徳島県立文学書道館館長、天台寺名誉住職、比叡山延暦寺禅光坊住職も務める。

 映画「夏の終り」は8月31日、横浜ブルク13(中区桜木町1)、TOHOシネマズららぽーと横浜(都筑区池辺町4035)ほかで全国ロードショー。満島ひかりさん、小林薫さん、綾野剛さんら実力派俳優陣がひとりの女とふたりの男の愛の物語を演じる。

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