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振付家・酒井幸菜さん新作ダンス公演「わたしたちは生きて、塵」

「わたしたちは生きて、塵」(左:Youki Saitohさん、中村未来さん)

「わたしたちは生きて、塵」(左:Youki Saitohさん、中村未来さん)

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 横浜にぎわい座(横浜市中区野毛町3)で6月14日から、振付家・酒井幸菜さんによる新作ダンス公演「わたしたちは生きて、塵」が行われる。

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 酒井さんは、神奈川県茅ヶ崎出身の振付家・ダンサー。5歳からモダンダンスを学び、学生時代から創作活動を始める。東京芸術大学音楽環境創造科卒業。しなやかな身体を最大限に生かした繊細なダンスには定評があり、数多くの舞台に出演している。

 2年ぶりとなる新作公演は、酒井さんを含む6人の女性による作品。タイトルに込められたのは、「否応なく崩れゆく世界で、たとえ宇宙の塵(ちり)となってもこの身を全うしようとするはかなくも、強い意志」。光とオリジナル音楽を使った独自の空間で、若手の女性ダンサー6人が惜しみなく踊りにぶつかってゆく。

 構成・振付は酒井幸菜さん。出演者は酒井さん、安達みさとさん、北川結さん(モモンガ・コンプレックス)、中村未来さん、矢嶋里美さん、Youki Saitohさん。

 酒井さんは「今回は、生きることのまっすぐさや逞しさ(たくましさ)といった生命力と、人との関係性や距離からこぼれる違和感や摩擦といった部分をみつめた作品です。その瞬間、空間でしか見ること、聞くことのできないものを大切にしています。ぜひ劇場に体感しにいらしてください」と話している。

 会場は横浜にぎわい座 地下2階「のげシャーレ」。開催時間は日程による。チケットは一般2,500円、学生2,000円。6月17日まで。

 酒井さんは、タイの漫画家 ウィスット・ポンミニットさんとの異色の舞台「ダマンガス!!」をはじめ、音楽家や建築家、美術家など多彩なジャンルのアーティストとの共同制作によるパフォーマンス、演劇作品や広告、ミュージックビデオへの振付・出演など幅広く活動している。2011年に第60回神奈川県文化賞未来賞を受賞。急な坂スタジオ・サポートアーティストのひとり。

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