臨港パーク前海上で「ヨットレース」-ブラインドセーリング国際大会

ブラインドセーリング大会の様子

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 横浜クルージングクラブ(横浜市中区新山下3)は9月3日と4日、みなとみらい21地区の臨港パーク前海上でヨットレース「第8回横浜港ボート天国ブラインドセーリング国際大会」を開催する。

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 同大会は「横浜港ボート天国」公式事業の一環で、視覚障害者に安全に、楽しくヨットを楽しんでもらうことを目的に行っている。会期中は、通常はヨットの帆走が許されていない横浜港内で、全盲を含む視覚障害者のヨットレースが開催される。

 ブラインドセーリングは、視覚障害者2人が舵(ハンドル)とメインセール(主なパワーを生み出す大きい帆)の操作を担当し、健常者2人が戦略とジブ(前部の補助的な帆)を担当する。

 参加チームは、「チーム・KIKI 日本視覚障害者セーリング協会」(神奈川)、「チーム・エオリア 日本視覚障害者セーリング協会」(東京)、「チームRNZYS ロイヤルNZヨットスコードロン」(NZ)、「チームTYC 東京ヨットクラブ」(東京)、「チームYCC 横浜クルージングクラブ」(神奈川)。2日間で総合クラス、視覚障害者クラス、クラブ対抗レースに分かれて競技を行う。

 同大会実行委員長の堀善興さんは「ブラインドセーリングは障害者と健常者がひとつのヨットを乗りこなすことにより、真の共生の喜びを味わえる数少ないスポーツ。視覚障害があっても肌で風を感じ、互いに声を掛け合いながらの一体感がある。今年は、ロイヤル・ニュージーランド・ヨット・スコードロン(RNZYS)とニュージーランド視覚障害者セーリング協会から『日本を元気づけるために、できる限りの協力をしたい』という参加申し出を頂き、『横浜から日本を元気にしよう』という共通認識で国際大会を開催する。ぜひ近くで緻密な操船とレース展開を観戦してほしい」と話す。

 開催時間は9月3日=11時~15時30分、4日=10時~15時30分。観覧無料。

 横浜クルージングクラブは、1893年に創業した日本最古のプレジャーボート造船所「岡本造船所」の流れをくみ、1977年、新山下に活動拠点を持つ都会派のヨットクラブとして誕生。海洋・海事思想の普及、安全なマリン・レジャーの普及に重点を置いた活動を行っている。

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