横浜市開港記念会館で「横濱学生映画祭」-日中韓の27作品上映

「古屋の次第」加藤秀仁監督(大阪芸術大学)より

「古屋の次第」加藤秀仁監督(大阪芸術大学)より

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 横浜市開港記念会館 (横浜市中区本町1)で11月28日より「第7回横濱学生映画祭」が開催される。

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 同映画祭は、アジアの映画関係者・映像教育機関のネットワークづくりや新たな才能の発掘、発信などを目的に、日本、中国、韓国の学生映画を紹介するもので、今回が7回目の開催。

 上映作品は、現代社会のひずみを描いた大阪芸術大学の加藤秀仁監督による「古屋の次第」をはじめ、日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京工芸大学、日本映画学校の学生映画6作品や、チャン・イーモウ監督が学んだ北京電影学院からチベット族出身のズチェンサンブ監督の「緑」など5作品、女優チャン・ツィイーさんを育てた中国の俳優養成学校「中央戯劇学院」から3作品、多くの映画人を輩出している韓国の国立映画学校「韓国フィルムアカデミー」から13作品を上映する。

 11月28日には、横浜開港150周年関連プログラムとして、日本・中国・韓国の映像教育機関が共同で製作している「日中韓共同 横浜開港150周年記念映画」にかかわる佐藤忠男さん(日本映画学校校長)、榎田竜路さん(NPO法人横浜アートプロジェクト理事長)、リュウ・ジャさん(北京電影学院学院副教授)、パク・キヨンさん(韓国フィルムアカデミー院長)らが参加する「日中韓映画製作シンポジウム2008」が行われる。また、29日には「つくることと、まもること-著作権とモノ作り-」として著作権を理解する講座も予定されている。

 同映画祭実行委員会の事務局長を務める榎田竜路さんは「2002年から継続してきた学生映画祭の取り組みで、日中韓の映画人の交流と連携の基盤ができてきて、開港150周年の記念映画の製作にもつながった。また、映像文化の振興において大切な著作権についての学びや『メディア力』向上のためのプロジェクトも新たに始まった。今年は学生映画の質も高まっていて見応えある作品が多い。ぜひ足を運んで欲しい」と話す。

 チケットは前売り=800円、当日=1,000円、3日間通し券=2,000円。学生・シニア(60歳以上)3人以上で来場の場合 =1人500円。開催は11月30日まで。

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