ショートフィルム専門の常設映画館-みなとみらい新商業施設に

「Filmee」完成予想図

「Filmee」完成予想図

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 横浜・みなとみらい21地区50街区に2月14日、ショートフィルム専門の常設映画館「ブリリア ショートショート シアター」を備えた複合施設「Filmee(フィルミー)」(横浜市西区みなとみらい)がオープンする。

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 新設される複合施設は、「映像文化都市みなとみらい」というコンセプトのもと、東京建物(東京都中央区)、スターツデベロップメント(江戸川区)、生活協同組合東京住宅供給センター(新宿区)の3社が事業主となり、ミキシング(大阪市淀川区)が企画・開発を行なってきたマンション併設の商業施設。地上2階建て(一部3階)で、商業施設部分の延べ床面積は3550.43平方メートル。

 2階には、同施設の核となる常設映画館「ブリリア ショートショート シアター」を設け、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の10周年記念事業として映画祭と連携する形でオープンを迎える。1面スクリーンでフランス製の座席130席を設け、映画祭参加作品を中心に国内外の若手クリエーターのショートフィルム作品を月に8~20本ほど上映する。チケットは1時間(1プログラム=4~5本)=1,000円。映画祭の諏訪慶プロデューサーは「特に欧米では、ショートフィルムで才能を開花させ、さらに大きな規模の商業映画を監督することはよくある。日本でもその流れを作っていきたい。この映画館が地元の人々や映像クリエイター同士を繋ぐコミュニティーシアターとして、横浜の映像文化発信拠点となることを目指す」と話す。

 1階部分はイギリス発のスーパーマーケット「TESCO express(テスコ・エクスプレス)」のほか、三浦半島の新鮮食材や鎌倉野菜などを素材に使う葉山のレストラン「Grandciar葉山庵」、葉山庵グループ畑康治総料理長の「ごはんにあうフレンチおかず」をコンセプトにしたレストラン「Brasseri Hata」、ウエディングサロン「アディックウエディングサロン」が3月1日に出店予定。2階には、美容院、バイリンガル保育園、アロマテラピー・ネイル・ヘアサロンなどが出店する。

 「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」は、1分~25分の作品「ショートフィルム」という新しい映像の世界を日本に紹介するため、1999年に「アメリカン・ショートショート フィルムフェスティバル」として東京・原宿でスタートしたもの。これまで世界50以上の地域から700本以上の作品を紹介している。ティム・バートン監督などの世界で活躍する作家の初期短編映画や若手映像作家の作品を上映し、2004年からは米・アカデミー賞の公認映画祭として認定を受け、グランプリを獲得した作品はアカデミー賞ノミネート選考対象となっている。

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