大岡川河川再生計画で建設中のボート乗り場に名称-「桜桟橋」

大岡川に建設中のボート乗り場のイメージ

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 中区日ノ出町の旭橋から黄金橋の間に建設中のボート乗り場の名称が「大岡川 桜桟橋」に決定した。

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 ボート乗り場の建設は、神奈川県横浜治水事務所が「大岡川河川再生計画」の一部として進めている事業で、来年3月に完成予定。同地区では、毎年春に開催する「大岡川桜祭り」でゴムボート乗船体験などの水のイベントを行うなど、以前から親水設備へのニーズが高く、昨年、松沢成文県知事が同地域を視察の際に要望書を提出し、その後も積極的に働きかけたことなどから事業実施が決まった。

 乗り場の名称募集は大岡川桜祭り実行委員会が今年10月10日から11月30日までの間に行い、横浜治水事務所や中区、町内会会長などが構成する9人の選定委員が応募総数291通の中から選んだ。

 同地区のまちづくりに取り組む初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会の谷口さんは「場所と目的を表す良い名称。地域を生かすには大岡川の認知が不可欠。ボート乗り場は公の施設だが、毎日のように人が集まる場所になれば良いと思う。私も早速カヌーを買った」と話している。

 選ばれた名称の応募者である西区在住の原輝夫さんは「自分にとって、大岡川=桜のイメージ。『花見桟橋』と迷ったが、『花見』は一過性のもの、『桜』は不朽で外国にも通じると思い直感で選んだ。今後長く使用される名称に選ばれ非常に光栄」とコメントを寄せている。

 県治水事務所によると、竣工後の同乗り場の運用規定・管理方法については、今後、地域性や公共性も踏まえながら検討していくという。

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