地域活動団体「野毛坂グローカル」(横浜市西区西戸部町1)が現在、「誰ひとり取り残さない」ことをテーマとした若者対象の小論文コンテストを開催している。
クラウドファンディングも呼び掛け SDGs「誰ひとり取り残さない」小論文コンテスト
同コンテストは、国連が定めた持続可能な開発目標「SDGs」の基本理念を社会活動に反映するために企画。25歳以下の若者を対象に、自由な発想や提案、計画についての小論文を募り、その声を広く社会に発信することを目的として実施する。
昨年の第1回コンテストでは32人の応募があった。2回目の今回は、地元の学生らで実行委員会を構成して企画。若者にとってSDGsを考えるきっかけになるとともに、その考えを多くの人に知ってもらうこと、さらに若者のSDGs活動を応援することを目指す。
横浜市立大学3年で実行委員の小林璃代子さんは「今回のコンテストが、若者が何らかの行動をするきっかけになれば」と期待を込める。第1回で特別賞を受賞し、今回は留学先のイギリスで共同実行委員長を務める神谷優大さんは「横浜で学生時代を過ごした身として、横浜の若者に積極的に考え応募してほしい」と参加を呼び掛ける。
募集内容は、「誰ひとり取り残さない」の視点から、考えること、自分が行いたいこと、社会への提言などで、日本語1000~2000字でまとめる。大賞(賞金3万円)=3人、入賞(同1万円)=15名。応募資格は2021年4月1日時点で25歳以下であること。
併せて、コンテストの賞金や応募者が今後実施するSDGs活動の支援となるクラウドファンディングも実施中。小論文コンテスト、クラウドファンディング共に、募集締め切りは6月30日。