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馬車道駅構内で舞踏公演「大馬車道 虎の舞」駅構内で展開する非日常

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 麿赤兒さん率いる舞踏集団「大駱駝艦」出身の舞踏家・阿目虎南さんが、みなとみらい線「馬車道駅」の改札内コンコースで、3月13日に舞踏公演「大馬車道 虎の舞」を行なう。同線の改札内での舞踊公演は初。

舞踏公演「大馬車道 虎の舞」のフライヤー

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 公演では、駅という劇場以外の空間で、ダンスにあまり触れたことのない観客もいる前で、自身の作品の上演・パフォーマンスを行い、「ダンスでしか表現できない楽しさを日本中に広げる」ことに取り組む。

 演出・振付・出演の阿目虎南さんは大駱駝艦から独立後、舞踏家として国内外で自主公演やワークショップを開催。そのほか俳優として「麒麟がくる」や「いだてん~東京オリムピック噺~」などのテレビドラマへの出演や、映画「BUTOH DANCE」の主演など幅広く活躍、同映画は2019年に英国アカデミー賞公認映画祭ダンス部門にノミネートされた。共同振付・出演は大駱駝艦の谷口舞さん。

 阿目さんは「みなとみらい線はそれぞれの駅が異なる建築家・コンセプトにより手掛けられているという点もたいへん興味深く、特に馬車道駅の『過去と未来の交差・融合』というテーマに引き付けられた」と話す。

 感染症の影響については「日常と非日常との交差点にいま立っていると感じる。我々の展開する非日常が、人々の日常生活の通過点である駅構内で交差するとき。そこにささやかな祈りを添え、何かしらの火を心に灯せれば」とも。

 公演時間=15時~15時40分。公演後、15時50分~16時20分に出演者らによる関連トーク「舞踏について・劇場で行うダンス公演の敷居の高さについて・公共における表現活動について」を行なう。いずれも観覧無料。

 文化庁による「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」に採択された一般社団法人現代舞踊協会による現代舞踊新進芸術家育成Projectの一環として開催する。

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