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横浜の「サウンドロゴ」が完成 都市ブランドイメージを音で表現

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横浜の「音のシンボル」サウンドロゴが完成!

政策局シティプロモーション推進室は「横浜の都市のブランドイメージ」を音で表現したサウンドロゴを、日本を代表する環境音楽作曲家の小久保隆さんと制作したと3月27日に発表した。

横浜の魅力や特徴を、音を通じて表現することで、聴いた方が横浜を思い浮かべ、横浜への親しみや愛着を感じていただくことを目指した音のロゴをYouTube(ユーチューブ)に3つ公開。

完成したサウンドロゴは、さまざまな場面で活用し、一貫性のある地元愛を元にした「都市ブランド」のイメージを発信していく。4月から「あかいくつ」号を含む横浜市営バス全795台で使用するなど、シティプロモーションのツールとして市内のさまざまな場面で順次活用していくという。

制作者は環境音楽作曲家の小久保 隆さん

制作者の小久保 隆(こくぼ たかし)さんは、1956年生まれの環境音楽作曲家。2020年にはアメリカのグラミー賞の最優秀ヒストリカル・アルバム部門にノミネートされるなど世界から評価されている。作品の中でも特に、「ウィー、ウィー、ウィー」の緊急地震速報のアラーム音は、国民の命を救うために計算し尽くされた音として高く評価されている。

主な作品は緊急地震速報のアラーム音のほかに、電子マネー「iD」のサイン音、坂本龍一さんとコラボレーションしたゲーム「天外魔境」の音楽、EXILE ATSUSHI のアルバム「Music」に提供した自然音の楽曲などがあるほか、都市やオフィスなどの空間を「音で環境デザイン」した実績として、六本木ヒルズ「アリーナ」、クイーンズスクエア横浜、キャナルシティ博多などがある。

サウンドロゴ(横浜の音のシンボル)のモチーフは横浜市歌

制作した音は、2009年に横浜市が市民参加型で制作した「OPEN YOKOHAMA」のステートメントに描かれる横浜の魅力や特徴を音で表現。制作にあたっては、市内在住・在勤・在学のモニターが参加する「ヨコハマeアンケート」の登録者や、横浜市立高校や盲特別支援学校の生徒たちに、どのような音に横浜の特徴や魅力を感じるかなどについてアンケートを行って、意見を参考にしたという。

音の特徴
 ・横浜市民から親しまれている「横浜市歌」のメロディーを引用した7音で構成。
 ・ウィンドチャイムや風鈴の音が、ステートメントに書かれている「横浜に吹く自由で開放的な風」を表現。
 ・使用する場面やシチュエーションに合わせるため、3種類の音を制作。

(1)サウンドロゴ
サウンドロゴは都市の魅力や特徴を約3秒の音で表現した。

(2)サウンドロゴ(ショートバージョン)
ショートバージョンは、サウンドロゴをさらに約1.5秒に凝縮した。

(3)メロディー
メロディーは、44秒のメロディーをつないで繰り返し再生ができるよう設計した。

横浜のロゴマーク「OPEN YOKOHAMA」と共に活用

横浜市は開港150周年を迎えた2009年に、市民の想いを基に、「横浜の未来像」を表したステートメントと、未来像を短い言葉や図柄で表すロゴマークを作成。ステートメントでは「長い歩みの中で、異なるものを受け入れ、新たなものを生み出しつづけたヨコハマの、もう始まっている未来。」「いまと未来をむすぶのは、開港を経てヨコハマが育んできた真の多様性と、住みやすい環境を自分たちで創りだす市民のチカラ。ここにしかない自由で開放的な風が吹き抜ける。そんなヨコハマを、みんなで創りあげよう。」と記されている。

ロゴマークは、ステートメントに書かれている横浜に吹く自由で開放的な風をイメージし、風車の羽をモチーフにYOKOHAMAの「Y」を表したもの。3つの異なる四角形は、横浜の多様性を表している。様々なヒト、モノが出会い、交差する場所。横浜のシンボル的な色である青を、3つの濃さで使用することで、マークに動きを与えている。下のステートメントに込めた思いを凝縮した「OPEN YOKOHAMA」という言葉を添え、ロゴマークとしてデザインされた。

政策局の広報戦略・プロモーション課からのメッセージ


政策局シティプロモーション推進室広報戦略・プロモーション課の沼田竜弥さん、林豪担当課長、守屋朋廣担当係長。
横浜市は2022年4月にシティプロモーション推進室を設置した。広報と報道、シティプロモーションを一体的に展開し、市民の立場に立った「迅速・正確」な情報発信を行うことで、市政への理解を高めることをミッションとする部署だ。

今回のサウンドロゴの事業は、横浜市外に住み暮らす人たちに横浜をアピールするツールを作る取り組みであるとともに、特に、人口減少局面への対策として、「住みたい」「住み続けたい」「選ばれる」都市としてのブランド力向上のためのプロモーションの一環としても位置づけられている。

政策局シティプロモーション推進室広報戦略・プロモーション課の林豪担当課長は「対外的なプロモーションはもちろんのこと、今回のサウンドロゴの制作においては、横浜市民の皆さまに対する発信も意識した。サウンドロゴが、市民の地元愛・シビックプライドの向上にもつながれば」と話している。

今回の音のロゴをつくる「横浜サウンドロゴ等作成業務」を横浜市から受託したのは、「iXOS株式会社」(横浜市中区元町4)だ。

サウンドロゴを作成した、環境音楽作曲家の小久保隆さんをキャスティングしたのは同社代表取締役のリチャード中島さん。リチャードさんは、完成したサウンドロゴについて「横浜市の職員の方々との対話や市民からのヒヤリングなどを重ね、『横浜に吹く自由で開放的な風』を音で表現することを試みた。この音がOPEN YOKOHAMAの推進に寄与できたら嬉しい」とコメントしている。

横浜の音のロゴは、市営バスの車内のほか、横浜市庁舎の出入口付近の音のガイドや、広報番組FMヨコハマ「YOKOHAMA My Choice!」ほかで使っていくとのこと。

今後、さまざまな場でこの音が響き、広く内外に響き、横浜市民の地元愛の醸成と、横浜の魅力発信につながっていくことと、今後この音源が、誰もが自由に使えるクリエイティブコモンズ(著作物の適正な再利用の促進を目的とした、著作者がみずからの著作物の再利用を許可するという意思表示を手軽に行える許諾)になることで、使いたいと思う市民や企業などがこのサウンドロゴで遊んだり、再発信で拡散されていくことで多くの人の耳に届くことを期待したい。

未来の横浜を表すロゴマーク・ステートメント(政策局シティプロモーション推進室広報戦略・プロモーション課)

ヨコハマ経済新聞編集長 杉浦裕樹+編集部

 

 

 

 

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