
アートとコミュニティーの関係、アジアとの交流をテーマにしたアートフェスティバル「黄金町バザール+上大岡バザール2025 通過中 We Meet Along the Way」が9月11日から開催されている。
今年は黄金町エリアに加え、上大岡エリアも舞台に、約25組のアーティストの作品展示を行う。
黄金町エリアは京急線「日ノ出町駅」・「黄金町駅」間の高架下スタジオ、周辺のスタジオ、上大岡エリアは京急百貨店・ウィング上大岡が会場となっている。
韓国・光州の朝鮮大学校美術大学現代彫刻・メディア専攻卒業したユン・サンハさんや、ハノイを拠点に活動するトラン・タオ・ミエンなど、東アジア・東南アジアをはじめとした国外アーティストに加え、東京ガラス工芸研究所研究科を修了後、ガラスの仕事に携わりながら工芸的な側面で研さんを重ねる正木絵里子さんや、秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修了の高梨麻梨香さんなど、国内アーティストも名を連ねる。
ディレクターの山野真悟さんは「今回の展覧会は京急線の駅、駅間をアーティストが移動することによって、同時にふたつの展覧会を作る。これはふたつの地域コミュニティーとの関わりであり、アーティストコミュニティーにとって、変化の契機であり、また、地域コミュニティーにとっても展覧会を通して、ふたつのエリアを結びつけて考える機会となるかもしれない」とコメント。
開催時間は、黄金町会場=11時~19時、木曜休み(9月11日を除く)、上大岡会場=10時~20時(会期中無休)。黄金町会場の入場券となる「黄金町バザール2025 パスポート」は1,000円(高校生以下無料)で、会期中に何度でも入場可、上大岡会場は入場無料。フリーパスには、地域の飲食店などで使用可能な割引券300円分と、京急百貨店で用可能な割引券300円分が付く。10月31日まで。