
横浜武道館(横浜市中区翁町2)をホームアリーナとするバスケットボールチーム「横浜エクセレンス」(以下、横浜EX)が7月11日、2025-26シーズンのクラブテーマを「EXCEED ALL 超えていけ!」に決定したことを発表した。
横浜EXは2021年に東京都板橋区から横浜市へと本拠地を移転。移転後は、横浜市内で行われるイベントや清掃活動などに積極的に参加し、地域密着型クラブとして地元とのつながりを強めてきた。
2024-25シーズンでは、B3リーグでレギュラーシーズンとプレーオフどちらも1位に輝く「完全優勝」を達成。今期はB2リーグの舞台へ挑む。
桜井直哉社長は「EXCEEDという言葉には超える・上回るという意味がある。さらなる厳しい戦いが予想される今シーズンだが、クラブとして強い気持ち・覚悟をもち、ぶれないこと。試合ではどのような状況下においても全力で戦い続ける、最後まで走る、シュートを放つ、守る」とコメント。「今後見据える『B.LEAGUE PREMIER』への参入へ向けて、平均入場者数や売り上げの増加はクラブの重点課題となる。ここへ目を背けず徹底的に向き合い、次へのステージ・課題へと進むために全てを超えていく。そのような思いが込められている」とも。
同チームは、7月14日に、首都圏を中心に不動産業や飲食業を営む「リアルホールディングス」(東京都中央区)が資本参画することを発表。株主構成は、筆頭株主が山口功一郎さんからリアルホールディングスに変更。新役員は桜井社長は留任し、リアルホールディングスから3人の取締役が名を連ねる。同社の中核企業「リアル」(横浜市西区北幸2)は横浜に本社を持ち、「横浜 DeNA ベイスターズ」のオフィシャルスポンサーでもある。
経営体制変更の経緯は、2026年に新たなリーグ構造となり、競技成績に基づいた昇格・降格が廃止された「B.革新」など、急速に成長するBリーグの中で、事業成長を図ることが必要不可欠な状況下で、横浜エクセレンスの「スポーツを通じてたくさんの人を笑顔に」という企業理念と横浜市での地域連携活動やリーグ戦を戦う姿に、リアルホールディングスかが共感したこと。変更の目的は、B.LEAGUE PREMIERへの参入を目指し、日本一のクラブになるため、横浜エクセレンスが横浜市で継続して発展していくため、とされている。
B.LEAGUE 2025-26シーズンは10月3日に開幕予定。