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JICA横浜で平和がテーマの映像祭「国際平和映像祭」 実物大の戦車アートも登場

会場入口には実物大の戦車のオブジェが展示される

会場入口には実物大の戦車のオブジェが展示される

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 JICA横浜(横浜市中区新港2)で9月22日、「国際平和映像祭2016」が開催される。

実物大の戦車のオブジェ「the retired tank」 砲身の先端から花がさいている

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 同映像祭は5分以内の映像製作により、世界中の若者たちが平和について考え、出会い、平和実現のために行動していくことを目指し、2011年より毎年9月21日の国連が定めた国際平和の日「ピースデー」にあわせて開催されている。主催は一般社団法人国際平和映像祭(中区相生町3)。横浜市国際局、JICA横浜、横浜NGO連絡会が後援する。

 今年は、日本、韓国、シリア、ポーランドなど世界各国からエントリーされた68作品の中から選ばれたファイナリストの映像10作品を上映し、優れた作品を表彰する。

 当日は、放送作家の谷崎テトラさんによるオープニングトーク、横浜出身のミュージシャン「JIINO」のライブ、東南アジア・中東・アフリカなどを取材してきたフォトジャーナリストの安田菜津紀さんと、東京外国語大学「平和構築・紛争予防専修コース」講師の伊藤剛さんによるピーストークを行う。

 審査委員は、龍村ゆかりさん(地球交響曲ガイアシンフォニープロデューサー)、丹下紘希さん(映像作家・NoddiN)、井上高志さん(Next Wisdom Foundation代表理事)、柿本ケンサクさん(映画監督)、金大偉さん(映像作家)、サヘル・ローズさん(女優、キャスター)ほか。「グランプリ」「地球の歩き方賞」「なんとかしなきゃ!プロジェクト賞」「地球憲章賞」「横浜市国際局長賞」などの受賞作品を決定する。

 会場入口にはアート作品を通して兵器廃絶のメッセージを発信するピースデザインプロジェクト「retired weapons」による、砲身の先端から花がさいている実物大の戦車のバルーン型オブジェ「the retired tank」が展示される。同作品は、これまでに国内のほか、ミラノ、ベルリン、ロンドンでも展示され、高い評価を受けている。

 会場内には、国際協力NGOや学生団体の活動を紹介するブース出展も行われる。

 主催する国際平和映像祭代表の関根健次さんは「映像をきっかけに世界を知り、世界中の若者がつながってほしいと思い、2011年に映像祭を始めた。戦争が続くシリア難民がヨルダンの難民キャンプで制作した作品もエントリーされている。作品を一緒に見て、思いを共有し合い、世界とのつながりを感じてほしい」と話している。

 イベントは15時から19時30分まで(13時30分開場)。終了後には交流会が行われる。参加費は一般1,000円(学生無料)。

 また、9月20日には、さくらWORKS<関内>(中区相生町3)で前夜祭が開催される。JIINOのライブ演奏、映像クリエイター集団「NOddIN」による複数のアニメーション作家の協力で制作した短編アニメ「戦争のつくりかた」の上映のほか、丹下紘希さん、谷崎テトラさんらによるトークや、平和をテーマとする映像上映などが行われる。参加費1,000円(ドリンク付)。19時から。

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