関内で「国際協力カフェ」-途上国の魅力をエシカルに発信する2日間

「国際協力カフェ」を企画した田才諒哉さん

「国際協力カフェ」を企画した田才諒哉さん

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 シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で12月13/・14日、「国際協力カフェ」が開催される。

横浜国立大学国際協力ゼミの学生が「途上国をもっと身近に感じてほしい」という思いから企画

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 イベントのコンセプトは「途上国の魅力を美味しく楽しくエシカルに!」。

 13日は、ルワンダを中心に国際協力機関と農民とをつなぐプロジェクトを牽引し、米国発のカンファレンスイベント「TED」が選ぶ「世界の12人の若者」にも選出された牧浦土雅さんの講演や、パラグアイ・ベトナム・パナマ・トンガで支援活動を経験した元青年海外協力隊メンバーによるクロストーク、パラグアイハープ奏者の小野華那子さんによる演奏、NPO法人「ACE」が支援するガーナのカカオ生産地を訪ねた日本女性の奮闘記を描いたドキュメンタリー映画「バレンタイン一揆」の上映などを行う。

 14日は「旅」を通して世界中の人々をつなぐ活動を行う横浜のNPO法人「Connection of the Children」代表理事の加藤功甫さん、社会起業家のプラットホーム構築を目指すボーダレス・ジャパン代表取締役副会長の鈴木雅剛さん、世界の食の不均衡の解消を目的とするNPO法人「Table For Two International」学生支部元代表・若狭僚介さんの3人が講演する。

 このほか、フィリピンの子供たちに映像授業によって教育を届けるNPO法人「e-Education 」のミンドナオ島プロジェクトのコーディネーター・佐藤建明さんによるワークショップが行われる。

 会場にはNPO法人「ミタイ基金」学生部「ロス・ニャンドゥティーズ」がパラグアイの民芸品「ニャンドゥティ」、NPO法人「オンザロード」がインド、NPO法人「ソルト・パタヤス」がフィリピンの民芸品販売を行うなど、約20団体によるフェアトレード商品の展示・販売が行われる。

 フードは、ガパオライスやユーラシア料理、パラグアイのパウンドケーキ、フェアトレードマカロンを提供。ドリンクはラオスや東ティモールのコーヒーや、ザンビア、スリランカのお茶などを用意する。

 「国際協力カフェ」を主催するのは横浜国立大学国際協力ゼミの学生たち。「途上国をもっと身近に感じてほしい」という思いから今回のイベントを企画した。

 企画した同大学教育人間科学部4年の田才諒哉さんは、パラグアイ農村部での学校建設支援や、青年海外協力隊員としてザンビアでの支援活動に取り組んできたほか、発展途上国のイメージを豊かにするWEBマガジン「トジョウエンジン」のライターも務めている。

 田才さんは、「この国際協力カフェに来ることによって、途上国の新たな一面を発見してもらいたい。国際協力と聞くと敷居が高く感じるが、映画を楽しんだり、かわいい雑貨を手に取ったりできるので、普通のカフェのような感覚で気軽に訪れてほしい」と話している。

 開催時間は両日とも11時~21時。入場料は大学生以上が1,000円(1ドリンク付)、高校生以下が無料。イベント詳細・参加申込方法は「トジョウエンジン」記事より。

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