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2日からパシフィコ横浜でCEDEC2014ークリエイターズキャンプの学生らもチャレンジ

8月18日に開港記念会館で行われたゲーム企画ワークショップで、熱心にストーリーを考える学生たち

8月18日に開港記念会館で行われたゲーム企画ワークショップで、熱心にストーリーを考える学生たち

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 9月2日~4日までの3日間、パシフィコ横浜・会議センター(横浜市西区みなとみらい1)で、コンピュータエンターテインメント開発者を対象とする日本最大のイベント「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2014」(CEDEC2014)が開催される。地元・横浜からは8月の「クリエイター育成横浜キャンプ」に参加した学生たちが、ゲームコンセプトを競うコンテストにチャレンジしている。

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 CEDEC2014は、「一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会」(CESA)が主催する国際会議。ゲームをはじめとするコンピュータエンターテインメントの開発者を中心に、関連分野のプロフェッショナルなど、3日間に延べ3万2000人が集まるイベントとなっている。1999年の初開催から16回目となる今年は、作家でゲーム企画者でもある冲方丁(うぶかた・とう)さんの基調講演をはじめ、200もの講演・ワークショップ、トークセッションが開講される。

 8月18日に行われた「キャンプ」は、CESAと横浜市が共催し、次世代のゲーム業界を担うクリエイター輩出を目的とする次世代育成ワークショップとして、横浜市開港記念会館で開催された。参加者は、市内のほか新潟、兵庫、京都など遠方から申し込むなど「ゲームを作りたい」という思いの強い学生ばかり。

 講師は、東京工科大学(東京都八王子市)メディア学部准教授の岸本好弘さん。岸本さんはナムコ、コーエーなどでゲーム開発に従事した経歴を持つ。ワークショップも、ゲーム要素を取り入れたグループワークで進行した。

 このクリエイターズキャンプ参加者は、本来なら有料のCEDEC2014受講パスが獲得でき、ゲーム企画の面白さを競う「PERACON(ペラコン)2014」の参加資格が得られる。「PERACON」は、ゲーム企画を15秒ほどで見られるA4版1枚のコンセプトシートにまとめ、審査委員審査とウェブ投票で順位を競う。今年のテーマは「自己増殖」で、今回のキャンプ参加者も応募しているという。

 ワークショップを担当した岸本さんは「多様な背景、異なる学年が集まって刺激しあう機会は貴重。このワークショップで私が伝えたかったのは、創造力、表現力、プレゼンテーション力の重要性。この3つのスキルは将来ゲーム業界を目指す学生だけでなく、社会人として欠かせない。PERACONでも個性豊かな企画を期待している」と話している。

 PERACON2014のオンライン応募の締切は9月2日22時。CEDEC2014の一般受講パスの事前申込はすでに終了しており、当日会場ではデイリー/エキスポパスを販売する。詳細はウェブサイトから。

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