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そごう美術館で絵本原画展「きかんしゃトーマスとなかまたち」

ガンバ―&ピーター・エドワーズ 「ダックと公爵」 1965年©2014 Gullane (Thomas) Limited.

ガンバ―&ピーター・エドワーズ 「ダックと公爵」 1965年©2014 Gullane (Thomas) Limited.

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 そごう横浜店・6階の「そごう美術館」(横浜市西区高島2)で、絵本原画展「きかんしゃトーマスとなかまたち」が開催されている。

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 「きかんしゃトーマス」は、世界中で愛されている人気アニメーションで、イギリスのロングセラー絵本「汽車のえほん(The Railway Series)」から誕生した。原作者はイギリスの牧師ウィルバート・オードリー。

 同展では、原信太郎さんの鉄道模型コレクション約1,000両を展示する「原鉄道模型博物館」(西区高島1)が所蔵する、トーマスやその仲間たちのモデルとなった車両模型を紹介する。主催はそごう美術館と読売新聞社。

 鉄道好きな父親に影響され、「機関車は単なる鉄の機械ではなく人間と同じように感情を持っている」と想像するようになった作者・ウィルバートは後に、病気で寝込んでいた息子のために蒸気機関車の話を執筆。架空の島ソドー島を舞台にしたその物語は、1945年に「The Railway Series」としてイギリスで出版され、色鮮やかな挿絵とともに人気を博し、世界各国で翻訳された。1973年には日本でも「汽車のえほん」シリーズとして発行され、その後、1984年にイギリスでTVシリーズ「きかんしゃトーマスとなかまたち」が登場。世界185地域、30カ国語で放送され、日本では1990年に放送がスタートした。

 会場では、ウィルバートが手掛けた「汽車のえほん」シリーズのうち、3組4人の画家(レジナルド・ダルビー、ジョン・T・ケニー、ガンバー&ピーター・エドワーズ夫妻)が描いたものをはじめ、息子クリストファーが受け継いだ日本未出版の「汽車のえほん」シリーズを含めた絵本原画約340点を展覧。併せて、ウィルバートの直筆資料やTVシリーズの撮影で使用された機関車車両も展示し、「きかんしゃトーマスとなかまたち」の楽しい世界を紹介する。

 そごう美術館の担当者は「会期中は、そごう美術館から歩いて行ける距離にある原鉄道模型博物館とのコラボ企画も実施。各館でそれぞれのチケットを提示いただくと、入館時にプレゼント(限定数)も用意する」と話している。

 開館時間は10時~20時(入館は閉館30分前まで)。入館料(当日)は大人=800円、大学・高校生=600円、中学・小学生=300円。未就学児無料。5月18日まで。

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