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寄付を集めたい公益事業を支援する「共感発信プロジェクト」の審査会と表彰式

ユニバーサル絵本ライブラリー「UniLeaf」の寄付募集ちらし

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 NPO法人などへの寄付を促進しようと、神奈川県が展開する「神奈川チャリティアクションキャンペーン」は1月12日、「かながわ県民センター」(横浜市神奈川区鶴屋町2)で、「かながわをもっと元気に~共感発信プロジェクト」でNPOとデザイナーが協働制作したチラシを対象に、審査会と表彰式を開催する。

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 プロジェクト開始は2012年春から。共感を呼ぶ「情報デザイン」の事例を作ることで、公益的な活動を支える担い手を育成していくことを目的に、進められてきた。同年8月に、神奈川県内で活動するNPOなどから「寄付を募りたい」プロジェクトを募集し、12団体を選定し、寄付プロジェクトを確定した。

 公募で選ばれたデザイナーを紹介し、二人三脚で「共感を得るデザイン」を考え、「寄付」を募るチラシを制作した。さらに、その過程をウェブサイトの紹介ページ、フェイスブックなどで紹介し、NPOの情報発信を支援してきた。

 審査会では、チラシの訴求力やデザイン性など5項目について、審査員による審査が行われるほか、12団体が最後に訴えたい3分プレゼンを実施する。審査委員は電通ソーシャル・デザイン・エンジンの並河進さん、かながわデザイン機構の松平健さん、神奈川新聞社取締役多メディア担当の篠原慎一郎さん、日本財団の山田泰久さん、ファンドレックスのイノウエヨシオさんの5人。現在開催中(1月11日まで)のWEB上の一般公開投票の得票数(ポイント)により市民賞も授与される。表彰式では、グランプリと優秀賞、市民賞などが発表される。

 共感発信プロジェクト事務局の奥本智寿美さんは「社会貢献に関心あるデザイナーと情報デザインの力を学びながら寄付プロジェクトを伝えようと頑張ってきた12のNPO団体の協働プロセスは、発信に課題を感じている他団体にとっても参考になる。WEBでの一般公開投票を実施していますので、皆さんが共感した作品にぜひ1票投じてください」と話し、来場を呼びかけている。

 会場は「かながわ県民センター」2階ホール。開催時間は10時~12時(受付は9時40分~)。入場料無料。参加希望者は直接会場へ。

 同事業は「神奈川県の新しい公共支援事業/寄附促進に向けたNPO認知度向上事業」の一環。NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(中区相生町3)が企画・運営を担当している。

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