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シネマ・ジャック&ベティで「手話弁士付き上映」-「フラガール」など5作品

作品「いわさきちひろ 27歳の旅立ち」より

作品「いわさきちひろ 27歳の旅立ち」より

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 シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で12月1日と2日、「手話弁士付き上映2012」が行われる。

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 12月の障がい者週間に合わせ、シネマ・ジャック&ベティ、川崎市アートセンター アルテリオ映像館(川崎市)、ブリリア ショートショート シアター(西区みなとみらい5)の3館で開催する「かながわバリアフリー映画祭2012」の一環。

 バリアフリー上映は、視覚・聴覚障がいの有無に関係なく映画を観賞できるのが特徴。各会場の劇場の上映に合わせ、手話弁士、音声ガイド、日本語字幕、車イス席、託児保育などのさまざまなバリアフリー対応を用意する。同館では、手話付き弁士上映で全4プログラムを紹介。手話弁士の菊川れんさん、米内山明宏さん、五十嵐由美子さん、砂田アトムさんが参加し、映画の上映時にスクリーンの横で手話通訳を行う。

 上映作品は、福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」の誕生秘話を映画化した「フラガール」(2006年)、絵本作家・いわさきちひろの人生をたどる「いわさきちひろ 27歳の旅立ち」(2012年)、中年男2人がダンディズムを貫き生きる姿を描いた「あぜ道のダンディ」(2011年)。戦後66年間にわたり被ばく者の治療と核廃絶運動に献身してきた肥田舜太郎医師の歩みを追ったドキュメンタリー「核の傷」(2006年)と肥田医師の東日本大震災発生以降の講演会の様子をまとめた「311以降を生きる」(2012年)の2本立て。

 12月1日の15時15分、2日の14時45分の回の上映終了後は、アーティストによる非営利団体「ART LAB OVA(アート・ラボ・オーバ)」が運営している同館1階の多目的スペース「横浜下町パラダイス会館」で手話弁士を囲んでの交流会を実施する。

 シネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸支配人は「手話弁士付き上映は2010年から毎年開催しているが、今までの上映は全てドキュメンタリー作品。今年からは新たに劇映画にもチャレンジする。手話弁士の方の表現豊かな手話、また、お客さんの反応が楽しみ」と話している。

 チケットは前売1,300円、当日・予約1,500円(当日券は残席がある場合のみ)。問い合わせはシネマ・ジャック&ベティ(TEL 045-243-9800)まで。

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