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横浜の「カップヌードルミュージアム」が来館者100万人達成

「来館者100万人達成」記念セレモニーの様子

「来館者100万人達成」記念セレモニーの様子

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 みなとみらい地区に昨年オープンした「カップヌードルミュージアム」(横浜市中区新港2)が8月9日、来館者100万人を突破した。

日清食品ホールディングス社長・安藤宏基さんからひよこちゃんのぬいぐるみを受け取った鈴木悠大くん

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 カップヌードルミュージアム(正式名称:安藤百福発明記念館)は、日清食品ホールディングス(東京都新宿区)がカップヌードル発売40周年を記念し、昨年9月17日にオープン。インスタントラーメンを発明した日清食品の創業者・安藤百福の発明の原動力となった「クリエイティブシンキング=創造的思考」を伝える体験型食育施設で、インスタントラーメンにまつわるさまざまな展示や体験工房を通じて、発明・発見の大切さやベンチャーマインドについて楽しみながら学べる体験型ミュージアムになっている。クリエイティブディレクションはアートディレクターの佐藤可士和さんが担当。

 同ミュージアムはオープン前から話題を集め、オープンから約10カ月半で来館者100万人を達成した。

 9日には、同館で「ありがとう ご来館100万人」記念セレモニーが開催され、日清食品ホールディングス社長・CEOの安藤宏基さん、クリエイティブディレクターの佐藤さん、カップヌードルミュージアム館長の筒井之隆さんらが出席。来館者100万人達成をバルーン600個と紙ふぶきで祝福した。

 100万人目を飾った鈴木さん一家4人には、記念証とチキンラーメンのキャラクター「ひよこちゃん」のぬいぐるみ、カップヌードル1年分の目録、佐藤さんがデザインしたミュージアムオリジナルグッズが贈呈された。

 鈴木さん一家は福島県いわき市在住で、今回は夏休み旅行で横浜へ。両親は「今日は横浜に泊まり、明日ディズニーシーに行く予定ですが、今日は素晴らしいサプライズをいただいた。子どもたちが特にカップラーメンが大好きなのでとてもうれしい」とコメント。6歳になる悠大くんは記念セレモニーの間、贈られたひよこちゃんのぬいぐるみをギュッと抱きしめていた。

 安藤さんは「1年で50万人程度を想定していたが、オープン以来1カ月に10万人のペースでご来館いただき、一気に100万人を達成した。カップヌードルミュージアムは展示を見るだけではなく、創業者・安藤百福の意志のもと『創造』の大切さを伝える施設。今後もカップヌードルミュージアムが子どもたちにヒントを与えられる場となれば」と語った。

 カップヌードルミュージアムは、日清食品ホールディングスとしては大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」(1999年11月開館)に続く施設。大阪のミュージアムの約3倍の大きさで、建物の面積は約4,000平方メートル、延床面積約10,000平方メートルの5階建て。横浜ワールドポーターズの海側、 JICA横浜に隣接する。

 開館時間は10時~18時(入館は17時まで)。火曜休館(祝日の場合は翌日が休館)。入館料は大人500円、高校生以下は無料(一部別料金)。

 横浜市は日清食品ホールディングスと契約を締結し、横浜港に面した新港パーク(中区新港2)のネーミングライツ(命名権)を年間500万円、10年間の契約で売却。新港パークは8月1日から「カップヌードルミュージアムパーク(略称:カップヌードルパーク)」となった。契約期間は2012年8月1日~2022年7月31日。横浜市の港湾施設では、初のネーミングライツ導入となる。

 カップヌードルミュージアムパークは、臨港パークと赤レンガ倉庫を結ぶ動線の中間に位置する約2ヘクタールの緑地。市に代わり同館の職員が公園の整備を行い、新港地区の活性化を目指した活動を行う予定。

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