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新港ふ頭に体験型商業施設とホテルが誕生 「ヨコハマ ハンマーヘッド プロジェクト」が着工

完成予想図

完成予想図

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 横浜市がみなとみらい21新港地区で推進する「新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業」で6月4日、建築工事が始まった。

海から望むハンマーヘッドクレーンとヨコハマハンマーヘッドプロジェクトの施設

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 客船ターミナル施設(以下、CIQ 施設)を中核施設とし、「食」をテーマとした体験・体感型の商業施設と、海に面した埠頭の立地特性をいかした高質なホテルを一体的に整備する。完成は2019年の予定。

 敷地面積は約1万7,400平方メートル。建物は地上5階建てで、延べ床面積は約3万300平方メートル。1階に税関、出入国管理、検疫を行う客船ターミナル施設となる。

 1~2階は「フードミュージアム」をコンセプトとした食をテーマとする体験・体感型商業施設、1~5階にクルーズ船客の前泊・後泊需要に対応する客室数約200室のホテルが入居する。

 着工に合わせて事業名を「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT(ヨコハマハンマーヘッドプロジェクト)」へと改称した。事業用地の新港ふ頭の先端には、1914年に設置された横浜港第1号の「ハンマーヘッドクレーン」が現在も歴史遺構として残っている。事業名は、日本初の近代的埠頭として横浜港の中心的役割を担ってきたこの「ハンマーヘッドクレーン」の名前を取り入れて命名された。

 事業は、事業予定者として選定された「Yokohama Pier9」の構成企業が中心となって設立した新会社「新港ふ頭客船ターミナル」が推進する。工事は、横浜市と2018年3月30日の事業用定期借地権設定に関する合意書締結を経て着工した。

 「Yokohama Pier9」参画企業は、横浜岡田屋(代表企業)、小此木、藤木企業、川本工業、京浜港ワッチマン業協同組合、T・Y ホールディングス、横浜グランドインターコンチネンタルホテル、野村不動産。横浜の地元企業を中心としたコンソーシアムで各社の実績・ノウハウを生かした施設開発・運営を行う。

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