テクニカルショウ2018で「LINKAI横浜金沢」スタートアップイベント

新名称を検討してきた「金沢臨海部ブランディング検討委員会」のメンバー

新名称を検討してきた「金沢臨海部ブランディング検討委員会」のメンバー

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 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で開催中のテクニカルショウ2018会場で2月9日、金沢区の「金沢臨海部産業団地」の新名称「LINKAI(リンカイ)横浜金沢」の決定を記念してスタートアップイベントが開催される。

「横浜ものづくりゾーン」には金沢区工業団体連絡会の企業も多数出展している

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 新名称は、横浜市により約40年から50年前に埋め立てられた金沢区の鳥浜町から福浦地区の、中小企業を中心に産業系の企業1,000社以上が集積する市内随一の産業団地のプロモーション展開の一環として策定された。

 スタートアップイベントでは、FMヨコハマアナウンサーの鈴木まひるさんの進行により「LINKAI横浜金沢」プレゼンテーション、横浜市経済局の林琢己局長からネーミング原案提案者にプレゼントを授与する表彰式、地域の未来を展望するミニフォーラムが行われる。

 フォーラムには、緑川賢司さん(NPO法人全日本製造業コマ大戦協会、ミナロ) 、西谷寛臣さん(横浜市金沢団地、双葉印刷所)、児玉聖司さん(横浜金沢産業連絡協議会、玉家運輸倉庫)、本多竜太さん(Aozora Factory運営委員会、関東プリンテック)、中村隆幸さん(横浜市経済局)がパネリストとして登壇。芦澤美智子さん(横浜市立大学)がモデレーターを務める。

 横浜市経済局ものづくり支援課の中村隆幸課長は「新名称制定は、企業と行政が一緒になり協働で進めてきた。これを機に、地域の絆をより一層強めて、未来を目指す『LINKAI横浜金沢』をアピールしていきたい」と話している。

 スタートアップイベントは11時から。テクニカルショウ2018の会場はパシフィコ横浜 展示ホールA・B・C。開催時間は10時~17時。入場無料。

 2015年度から地域の工業団体である横浜金沢産業連絡協議会と横浜市金沢団地協同組合が、人材が集まる付加価値が高い産業団地にしようと、横浜市と地域活性化の検討を始め、2017年4月に「金沢臨海部産業活性化プラン」を策定・公開した。新名称は、同プランに基づき制定された。

 団地内の企業従業員へのアンケートで集まった約170の名称案から、地域の特色をふまえた11の案を選び、WEBによる市民投票や地域イベント「Aozora Factory」などで実施した投票イベントの結果を踏まえて決定した。

 名称は「多くの中小企業が集積する環境の良いこの地域を、働く魅力のある、人が集まる地域にしたい」という気持や、多くの企業が集積する地域をつなぐという意味の「LINK」と「つなぎあい」という言葉の「AI」つなげ、地域の未来に「つなげる」「リンクしていく」という思いをこめたという。

 また、新名称とあわせて作成したロゴは、横浜生まれのデザイナー・小山飛鳥さん(アスカコヤマックス)がデザインした。海が近くにあり、自然と緑を感じることができる地域であることや、臨海部の海の波と波しぶきが、手を取り合う人と人のようにも見え、その手が円となることで、地域の団結や結束を表している。

 今後、新名称を活用した、さまざまなプロモーション活動を展開していく。

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