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JICA横浜で「国際平和映像祭」 平和を願う映像の祭典

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 JICA横浜(横浜市中区新港2)で9月18日、「国際平和映像祭(UFPFF)2017」が開催される。

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 同映像祭は、平和をテーマに、国連が定めた国際平和の日「ピースデー」である9月21日に合わせて毎年横浜で開催されている映像の祭典。2011年から開催され、今年で7回目となる。

 世界中の若者が平和について考え、5分以内の映像にして表現することを通し、お互いを知り、国を超えたつながりを感じることを目的とした映像祭。主催は一般社団法人「国際平和映像祭」。横浜市国際局、JICA横浜、横浜NGO連絡会が後援する。

 当日は海外の3作品を含むファイナリスト11作品の上映と監督によるスピーチや、昨年のグランプリである串田壮史監督の新作「声」の上映が行われた後、各賞の発表と授賞式が行われる。

 オープニングパフォーマンスには「和太鼓に選ばれた男」と言われる佐藤健作さんによる太鼓演奏や、書家の杉田廣貴さんによる書のライブパフォーマンスのほか、ピースデー音楽ライブとして音楽ユニット「ORINOVIVO」のリードボーカルの緒方美穂さんが登場してイベントを盛り上げる。

 トークセッションでは、アメリカで初めて原爆被害の惨状を伝えたルポ「ヒロシマ」の著者ジョン・ハーシーさんの孫でアーティストのキャノン・ハーシーさんと、映像プロデューサーの西前拓さんが登壇し、谷崎テトラさんが聞き手となり「平和」をテーマに話し合う。

 国際平和映像祭の発起人代表で特別顧問の大久保秀夫さんは「大半の日本人が平和ぼけしているのでは。私たち日本人はもっと世界の問題に目を向けなければいけません。『国際平和映像祭』がその一助になることを期待しています」と話す。

 また、発起人代表理事の関根健次さんは「違いとか共通点を、映像を用いて表し、相互理解を深めていくことが、平和の礎になるのではないかと思っている」と話す。

 国際平和映像祭は15時から20時まで(開場14時30分)。終了後に懇親会も行われる。参加費は無料(ドネーション制)。

 前日の9月17日には、東京で「表現」「メディア」「プロパガンダ」について考えるプレイベントも開催される。「なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか」の著者で、東京外国語大学平和構築・紛争予防専修コースで講師を務めるASOBOT代表の伊藤剛さんと、数百本のミュージックビデオを監督し、芸術運動「NOddIN」を仲間と立ち上げ、現代の社会問題に取り組んでいる丹下紘希さんの2人によるトークセッションが行われる。会場は「MID STAND TOKYO」(千代田区神田美土代町3)。開催時間は17時から20時30分まで。

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