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現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2017」が開幕 接続と孤立テーマに

ジョコ・アヴィアント《善と悪の境界はひどく縮れている》ヨコハマトリエンナーレ2017展示風景

ジョコ・アヴィアント《善と悪の境界はひどく縮れている》ヨコハマトリエンナーレ2017展示風景

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 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3)、横浜赤レンガ倉庫1号館(中区新港1)、横浜市開港記念会館(中区本町1)の3会場で8月4日、3年に一度の現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2017『島と星座とガラパゴス』」が開幕した。

横浜美術館の入り口に展示された、難民問題へのメッセージを込めたアイ・ウェイウェイさんの作品

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 6回目となる今回は、アイ・ウェイウェイさん、オラファー・エリアソンさん、マウリツィオ・カテランさんら国際的に活躍する著名アーティストをはじめとする国内外約40組のアーティストが、「接続」と「孤立」をテーマにさまざまな作品を展示。小さな個展群が緩やかにつながる構成にすることで、鑑賞者が個々のアーティストの創作世界に深く触れ、その関係性について考えるきっかけを作る。主催は横浜市、横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会。

 そのほかの参加アーティストは、ジョコ・アヴィアントさん、畠山直哉さん、川久保ジョイさん、木下晋さん、瀬尾夏美さん、ミスターさん、ケイティ・パターソンさん、アン・サマットさん、小沢剛さん、クリスチャン・ヤンコフスキーさん、柳幸典さんなど。福島の帰還困難区域内で活動を続けるプロジェクト「Don't Follow the Wind」も参加する。

 開幕に先がけ、同展の構成を担当したディレクターの三木あき子さんは「流動性や多面性、世界の複雑さを感じてもらえることを期待している」と話した。

 開催期間は8月4日~11月5日(第2・4木曜)は休場。開館時間は10時~18時(10月27~29、11月2~4日は20時30分まで、いずれも入場は閉場の30分前まで)。入場料は一般1,800円、大学・専門学校生1,200円、高校生800円。連携プログラム「BankART Life V」と「黄金町バザール2017」のパスポート付きのセット券は一般2,400円、大学・専門学校生1,800円、高校生1,400円。中学生以下無料。メインの3会場および連携プログラムの会場間は、無料のシャトルバスが走る。

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