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中区若葉町で「よこはま若葉町多文化映画祭」と「横浜下町パラダイスまつり」同時開催

「横浜下町パラダイスまつり」に登場する帽子おじさんこと宮間英次郎さん

「横浜下町パラダイスまつり」に登場する帽子おじさんこと宮間英次郎さん

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 「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3)と周辺地域で8月20日から28日まで、「よこはま若葉町多文化映画祭」とアートイベント「横浜下町パラダイスまつり」が同時開催される。

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 会期中は、タイ、中国、台湾、韓国などの飲食店や食材販売店が軒を連ね、30近い国々の人が暮らすと言われる中区・若葉町の映画館「シネマ・ジャック&ベティ」 と、アーティストによる非営利団体「ART LAB OVA(アートラボ・オーバ)」が映画館1階で運営しているアートスペース「横浜パラダイス会館」の2つの拠点を中心に、国際色豊かなさまざまなイベントが実施される。

 若葉町周辺にゆかりのある国の映画を通じて身近な世界を考える「よこはま若葉町多文化映画祭」では、ピンク映画を350本撮影してきた浜野佐知監督による「BODYTROUBLE~男が女になるビョーキ?」、中国のゲイでありデザイナーであるマダムを描いたドキュメンタリー「マダム」、朝鮮学校の北朝鮮への修学旅行に同行したドキュメンタリー「蒼(そらいろ)のシンフォニー」など、計12作品を上映。監督など関係者によるトークや交流イベントも多数用意する。

 周辺の住民や商店を巻き込んだ、地元アーティストたちによる横浜下町パラダイスまつりでは、「モン族のシャーマニズム体験会」、帽子おじさんこと宮間英次郎さんによる「帽子おじさん美術館」、横浜古典遊技場乾信治先生による「闘茶マスターと本格闘茶体験」「ベリーダンスショーでいっしょにおどろう」、参加アーティストとのブラジル焼き肉パーティー「横浜下町パラダイス祭り交流食事会」、近隣の外国につながるこどもたちのためのプロジェクト、アーティスト・詩人・ダンサー・音楽家らと一緒に歩く「若葉町お散歩ツアー」など、多くのイベントが開催。そのほか、若葉町の仕出弁当屋の玉子焼きや、ポンデケージョなどを販売する。

 ART LAB OVAの蔭山 ヅルさんは「横浜下町パラダイスまつりは、若葉町に興味のある人や、今、若葉町にいる人に、若葉町をより楽しんでもらえるように企画した。すべてのプログラムの参加状況はそのときにならないと分からないが、たいてい混み合うこともなく、ゆるりと開催している。まずは若葉町に遊びにきて」と話す。

 よこはま若葉町多文化映画祭のチケットは上映映画により一般1,800円・1,500円・1,000円の3種類。大学・専門学校生、高校生以下、シニアに加え、外国出身者割引も設ける。横浜パラダイス会館で開催されるイベントは、ワンドリンクオーダー+カンパ制(一部除く)。

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