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市内4会場で「横浜ひとまち百景」展-「共感」から町おこし

「横浜ひとまち百景」展

「横浜ひとまち百景」展

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 横浜中央郵便局(横浜市西区高島2)で横浜の風景を描いたイラスト展「横浜ひとまち百景」が開催されている。

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 「横浜ひとまち百景」は横浜の風景をイラストにして活用することで、横浜のひと、まち、思い出をつないでいくプロジェクト。大川印刷(戸塚区上矢部町2053)らによる「横浜マーチング委員会」が主催している。

 展示・販売されているのは「横浜ひとまち百景 第1集」の作品ほか。第1集には、京浜急行が走る横浜駅東口、掃部山公園、野毛柳通り、吉田町商店街、象の鼻パークよりみなとみらいを臨む、水天宮平沼神社 例大祭、開港広場前交差点、日本丸、横浜ビール本社近郊など、全11景が描かれている。

 イラストは、1994年より「あかちゃん画家」、2006年からは「ふるさと画家」として活躍の場を広げている東京都湯島出身の画家・上野啓太さんが手掛けている。

 マーチング活動とは、地域に根差した情報発信により、住民に地元への愛着を持ってもらい、地域社会をよりよくしていくことが目的。2008年に東京都文京区の「湯島本郷百景」(湯島本郷マーチング委員会)が活動をスタートし、現在では札幌、仙台、いわき、山梨、大阪、福岡など全国25カ所で印刷関連業社が中心となり展開している。語源は「まち+ing」でマーチング。

 今回のイラスト展を担当しているのは、大川印刷の学生インターンの矢萩祥恵さん。8月からインターン活動を始め、イラスト展には企画立案の段階から関わってきた。

 矢萩さんは「『横浜ひとまち百景』のコンセプトは、地域の方に共感していただくことです。地元の風景を描いたイラストへの共感が広がって、町おこしにつながっていけば。インターンを通じて、人と人とをつなぐ事業の大切さとおもしろさを学び、この経験は卒業してからも生きると思います。なんでも相談に乗ってくれる横浜の人の温かさにも助けられました」話す。

 横浜中央郵便局でのイラスト展は24日まで。また、横浜ビールレストラン「驛の食卓」(24、28日)、居酒屋「横濱うたげや ど根性ホルモン」(29日まで)、ダイニングバー「WADACHI」(29日まで)でも展示を行っている。

 問い合わせは大川印刷 横浜営業所(TEL 045-441-2011)まで。

 大川印刷は、2010年APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議の横浜開催時に絵文字「食材ピクトグラム」を開発。また、今年11月にサービス開始した街の店舗のトイレを気軽に借りることができるプロジェクト「OPEN Toilet Project」のトイレ貸出サイン「オープントイレマーク」を共同開発している。

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