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象の鼻テラスで子ども服を循環させる「ゾウノマママルシェ」 リメイク体験コーナーも

子どもの筆跡をその場で刺繍するデジタルミシンのワークショップも

子どもの筆跡をその場で刺繍するデジタルミシンのワークショップも

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 象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で10月19日、子ども服を中心としたリユース品を地域住民が販売する「ゾウノマママルシェ」が行われる。

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 「ゾウノマママルシェ」は、子どもの成長とともに手放すことになる子ども服を地域で循環させることで、地域のつながりづくりにつなげたいと横浜市中区のまちづくり団体「まま力の会」が今年初めて象の鼻テラスとともに行う。象の鼻テラスが実施する「ゾウサンマルシェ」特別版として、平日のデイタイムに子育て世代をターゲットに実施される。

 マルシェには出店者募集に応じた地域の母親を中心としたグループなど、地域住民が参加。リユース品のブースを中心にクラフト品、マフィンやプリン、弁当などが販売される。全9ブース。

 まま力の会では、今年の4月から、地域の家庭で使われずに眠っているミシンの寄付を呼びかけ、そのミシンで「モノづくり」と「つながりづくり」を行っていくプロジェクト「まちのミシンを持つ」をNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(中区相生町3)と共催でスタート。これまでに4台のミシンが提供され、月に1~2回のペースで関内のシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(中区相生町3)で会合やミニワークショップなどを重ねている。

 今回のイベントでは、会合の中で参加者からでてきたリメイクのアイディアをまとめた「リメイクレシピ」を披露。大人のTシャツから子どもの服を作るなどのリメイク体験コーナーも設置して、プロジェクトの成果発表を行う。

 また、市民まちづくり工房「ファブラボ関内」(中区相生町3)のデジタルミシンも登場。子どもの筆跡をその場で刺繍するワークショップを実施する。ファブラボ関内の存在を広く知ってもらい、自分でモノを作る喜びを伝えたいと、デジタルミシンの技術者とまま力の会のメンバーが試作を重ねデジタルミシンの特性を生かしたプログラムを作り上げた。参加費は1,600円。

 まま力の会の代表の船本由佳さんは「リユース品を通じてまちにお古を融通しあう兄弟姉妹のような関係を広めていきたい。いまの子育て世代は、時間もなく、便利なものやサービスに流されがちだが、ちょっとの工夫でモノが息を吹き返したり、次のオーナーを見つけて輝いたりする。そんな丁寧な暮らしに取り組んでみたいし、子どもたちにもモノを大切にする気持ちを伝えていきたい」と話している。

 開催時間は10時~14時。入場無料。

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