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横浜のお菓子教室経営者がネットで個人教室向け生徒管理システム開発の資金調達に挑戦

横浜ミサリングファクトリーのお菓子教室の様子

横浜ミサリングファクトリーのお菓子教室の様子

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 お菓子教室&食育コミュニティ「横浜ミサリングファクトリー」(横浜市港南区丸山台2)代表の松本美佐さんが、クラウドファンディングで「個人教室向け生徒管理システム」の開発資金を集めている。

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 松本さんは、2002年から、横浜市港南区の専用スタジオで子どもとお菓子好き向けの「お菓子教室」を経営している。個人経営の教室運営者向けの使いやすいシステムが見つからず、周囲の個人教室経営者からも「顧客管理に役立つアプリがあったら使ってみたい」という声を多く聞き、システムを開発することにしたという。

 「ピアノ教室」「英会話教室」などの個人経営教室では、営業や広報のほか、生徒からの申し込み、キャンセル、支払、スケジュール管理などを一人で対応するので、効率的で正確な事務処理を支援するシステムが求められている。開発中の顧客管理システム「tetote (テトテ)」では、利用者はウェブサイトと、スマートフォンで、レッスン情報に簡単にアクセスできる。管理者は、使いやすい月間カレンダー形式で、レッスン情報や生徒の基本情報などを一元管理できる。

 システム開発は、ITシステム導入活用支援の「コーポレートプランニング」(東京都渋谷区)の亀ヶ川剛さんが担当する。デザインは「ディーエムシー」(横浜市中区)の河野史明さんの協力を得て、見た目に美しいデザインと使いやすさを実現させる。

 今回の「tetote」開発プロジェクトは、8月に横浜市経済局が主催した「横浜市有望ビジネスプラン事業化助成金」の対象にも選ばれている。今回のクラウドファンディングでの資金調達で、残りのシステム開発費用を補いたいとしている。

 松本さんは「個人教室向け生徒管理システム『tetote』の開発は、資金も技術もないところからのスタート。賛同者との出会いとクラウドファンディングという新しい仕組みのおかげでチャレンジすることができた。プロジェクトを達成して、経営者仲間の社会をよくするアイデア、頑張っている個人や団体の取り組みを支えていきたい」と話す。

 支援は1口1,000円~30万円で受け付けている。支援金額により、オリジナルステッカーやTシャツ、松本さんの著書「小さなパティシエのためのお菓子BOOK」、生徒管理システムが完成した際の使用権、出張お菓子教室の開催などの商品やサービスを受け取ることができる。支援受付は10月27日まで。

 10月7日には「mass×mass関内フューチャーセンター」(中区北仲通3)で、ランチ交流会「わたしスタイルわたしビジネス ~ひとりでがんばらない研究会~」を行い、開発中の「tetote」を紹介する。参加費無料(ランチ代実費)。

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