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関内で「走れ!移動図書館」著者招き河北新報記者が公開インタビュー

鎌倉幸子さん(写真展「大槌の宝箱」横浜展会場で)

鎌倉幸子さん(写真展「大槌の宝箱」横浜展会場で)

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 シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(中区相生町3)で1月26日、岩手・宮城・福島で移動図書館を展開する「走れ東北!移動図書館プロジェクト」を立ち上げた鎌倉幸子さんを招き、トークイベント「ラボ図書環オーサートークVol.17『走れ!移動図書館-本でよりそう復興支援』」が開催される。

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 「走れ東北!移動図書館プロジェクト」は、さまざまな理由から公共図書館サービスの利用が難しい地域に移動図書館で本を届け、「図書活動を通じた東日本大震災被災地支援」を目指すプロジェクト。

 同書は、シャンティ国際ボランティア会広報課長兼東日本大震災図書館事業アドバイザーとして、同プロジェクトを立ち上げた鎌倉さんが、現地での体験を基に被災地での支援活動のあり方や、本を通した復興支援について執筆。

 自治体とのやりとりの方法や、外部の人間が支援活動を行う際に必要なことなど、具体的なノウハウや心構えなどのほか、図書館での貸出や読書を通して、日常を取り戻していく現地の様子も仔細に書かれている。

 トークの聞き手は東北地方のブロック紙・河北新報編集委員の寺島英弥さん。福島県相馬市出身の寺島さんは、同紙で東北復興に携わる人々を尋ねるインタビュー記事「ふんばる」を連載。新聞で書ききれない内容は自身のブログ「Cafe Vita 余震の中で新聞をつくる」で公開しており、東北復興に関わる人々の言葉を伝えるために日々尽力している。また、著書に『悲から生をつむぐ―「河北新報」編集委員の震災記録300日』(講談社)、『東日本大震災 希望の種をまく人びと』(明石書店)などがある。

 今回のトークでは実際に現地で被災地の声を聞きながら活動している2人により、実際に東北を身近に感じることのできるトークを展開する予定。

 同イベントの企画者・山根麻衣子さんは「東日本大震災のことを考える機会の減っている今、東北のことを身近に感じてもらうにはどうすればいいのか。現地に足を運ぶのが一番だが、時間的、仕事的、経済的、家庭的などの事情で、誰もが東北に足を運べるわけではない。東北のことをリアルに語れる人を呼ぶしかないと思い、とても信頼し、尊敬しているお2人をお呼びした。実際に支援活動に関わる人はもちろん、本が好き、図書館が好きという方にもぜひ参加していただきたい」と話している。

 当日は15時開始、17時終演。参加費は2,000円(著書1冊プレゼント代込)。終演後の懇親会は17時~19時(別途参加費が必要)。詳細、申込みはフェイスブックのイベントページで。

 「ラボ図書環オーサートーク」は、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが主催するトークイベント。横浜ゆかりの「本」にフォーカスし、その著者や編者を招き、テーマや編集過程のエピソードについて話を聞く企画で、これまで16回開催されている。

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