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横浜で保護犬たちのミュージカル「ワンライフ」-いのちの大切さを伝える

保護犬たちのミュージカル「ワンライフ」の様子

保護犬たちのミュージカル「ワンライフ」の様子

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 神奈川県立青少年センター(横浜市西区紅葉ヶ丘9)で8月23日、保護犬たちのミュージカル「ワンライフ」が上演される。

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 同ミュージカルは、動物愛護センターに保護された4頭の犬の物語。劇中には、去勢不妊手術をしなかったために生まれた「チビ」、ブリーダー放棄犬のトイ・プードル「サチ」、虐待を受けたシェパードの「ハッピー」、 東日本大震災後の福島で家族の帰りを待つ被災犬「クロ」が登場し、それぞれの境遇を語り、歌いながら幸せを探していく。

 同公演は、神奈川県の文化芸術振興の取り組み「マグカルフェスティバル」の一環として、県立青少年センターが行う事業「マグカルフライデー」参加作品。日本動物愛護協会による第5回日本動物大賞「動物愛護賞」を受賞している。主催は、みゅーまる・マグカルフェスティバル実行委員会。

 企画・制作は岡本和子さん。脚本・作詞・作曲・演出は、いわもとまーちさん。出演は、花岡久子さん、家本朋子さん、今橋由紀さん、岡本和子さん。公演時間は約45分。

 みゅーまる代表の岡本和子さんは「飼い主、家族をなくしてしまった犬たち、保護犬のことを知っていますか。かわいそうで終わるのではなく、きっとあなたにも出来ることがあるはず。夏休みにミュージカル『ワンライフ』で一緒に考えてみませんか」と話している。

 会場は神奈川県立青少年センター「多目的プラザ」。16時~、19時30分~の2回公演。チケットは大人1,500円、高校生以下500円、3歳以下無料。問い合わせは神奈川県演劇連盟チケットセンター(TEL 080-5659-2757)まで。

 「みゅーまる(music+animal)」(横須賀市)は、プロの俳優、歌手、演奏家を中心に、動物愛護の普及啓発のための音楽劇やミュージカル、コンサート、 朗読などを行う団体。名称「みゅーまる」は音楽(ミュージック)と動物(アニマル)の融合。

 2010年春から動物たちとの高齢者施設訪問を行い、動物介在活動と音楽療法的活動を組み合わせたプログラムを提供。2011年に音楽劇「ぼくの声きこえる?」を横須賀市動物愛護センターで初演。以降、横浜市動物愛護センター、長野市保健所、逗子、藤沢などで上演を重ねる。 2012年に動物フェスティバル神奈川で保護犬たちのミュージカル「ワンライフ」を初演。今年は「ワンライフ」再演のほか、地域猫を題材にしたミュージカルの制作を予定している。

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