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ロコ・サトシさんらが企画展「ART de FUKKO」-アートを通し「復興」を表現

「よこはまアラメヤ音頭」のキャラ「アラメちゃん」のフォルムをいかした作品

「よこはまアラメヤ音頭」のキャラ「アラメちゃん」のフォルムをいかした作品

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 アーティストの活動拠点「長者町アートプラネット・スタジオB」(横浜市中区長者町9)でアート展「アラメヤ本舗企画展2013 vol.1 ART de FUKKO」 が開催されている。主催はアラメヤ本舗企画展実行委員会。

展示作品の1つ。すべてお菓子で作られている

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 同展は、日本におけるウォールペイントアートのパイオニアとして知られるグラフィック・アーティストのロコ・サトシさんと、横浜でデザイン・コンサルティング業を営む塩田修さんが企画。

 2人は、横浜市歌を祭りで踊れる親しみやすい音頭にする「横浜市歌で盆踊り実行委員会」のメンバーとして、「よこはまアラメヤ音頭」のCD作成の際に、ロコさんはキャラクター・ジャケットデザインを、塩田さんはデザインディレクターを担当した。

 ロコさん初の企画展となる今回の展示は「ART de FUKKO」をコンセプトに、塩田さんやロコさんと直接のつながりのあるアーティストを招いた。「ART de FUKKO」というコンセプトには、個別の災害からの「復興」ではなく、アートを通して広く「復興のメッセージ」を伝えたいという思いが込められている。

 展示作品はすべて、ロコさんがデザインした「よこはまアラメヤ音頭」のキャラクター「アラメちゃん」の頭部のフォルムを作品に使用。アーティストはそれぞれが与えられたフォルムの中で、「復興」をイメージした表現を作り出している。参加アーティストは、カメラマンからイラストレーター、製菓制作者までさまざま。イラストレーションから、羊毛フェルトによる立体作品や、新聞のコラージュ作品など、表現方法も多岐に渡っている。

 塩田さんは「年代や立場によって復興のとらえ方も違う。アーティストがそれぞれ復興に向き合ったこの展示を、なるべく多くの方に見ていただいて、そのメッセージの可能性を受け止めていただきたい」と話す。

 また、参加アーティストの1人で、普段はアイシングクッキーやシュガークラフトを作成している熱田沙緒里さんは「私が作っているものはいわゆるアート作品ではないが、見てくださった人が楽しい気持ちになれるよう、ハートなどストレートな表現を盛り込んで制作した。直接『復興』を描いている作品ではないが、見た人に明るい気持ちになってもらうことができれば」と話した。

 開催日は6月27日・29日・30日。開催時間は13時~20時。入場無料。29日は18時から開催記念パーティーを開催。参加費は大人1,000円・小学生以下500円で、2ドリンクと軽食がつく。

 同イベントは継続的な開催を目標としており、11月12日~17日には横濱みなと町ギャラリー(中区)での第2回開催も決定している。

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