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関内で渡辺保史さん招き「自分たち事」のデザインを考える公開トーク

渡辺保史さん

渡辺保史さん

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 NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(横浜市中区相生町3)は5月31日夜、トークセッション「デザインの時代~渡辺保史さんと一緒に『自分たち事-個人と社会をつなぐデザイン』を考える~」を開催する。

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 デザインの時代は、2013年2月に、ジャーナリストの津田大介さんを招いて初開催したトークイベントシリーズ「デザインの時代」の第5回目。「情報デザイン入門―インターネット時代の表現術」 (平凡社新書)の著作もある東海大学国際文化学部デザイン文化学科客員教授・渡辺保史さんを招き、改めて「個」と「公」の間にある「共=自分たち事」の価値、可能性について考える。

 コメンテーターに慶応大学環境情報学部准教授で、ファブラボジャパン発起人の田中浩也さん、NPO法人「I LOVE つづき」の理事長で日本ナポリタン学会副会長の岩室晶子さんら5人を迎え、小さなコミュニティに人が属する意義、社会へのインパクトなどについて話し合う。

 渡辺さんは、情報通信専門紙の記者を経て、フリーランスのメディア・ジャーナリストとして活動。情報メディア技術と社会や個人の関係性についての取材記事・論考を各誌に寄稿してきた。ウェブ上の実験サイト「センソリウム」(1996年~)を機に情報デザイン関連の企画や制作に携わり、コミュニティやメディアに関する実践型の研究プロジェクトに参画してきた。2001年に出版した「情報デザイン入門―インターネット時代の表現術」 で、「情報デザイン」について「ものと人、人と人との新しい関係を作ること」と定義し、地図や時計といった「モノ」から、地域社会の活性化・メディアなど目に見えない「コト」まで、あらゆるものが「情報デザイン」の対象となることを論じている。

 NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボの宮島真希子理事は「前半のトークでは、そんな変動のなかで、改めて今年、次著の刊行を準備している渡辺さんとともに『自分たち事』という言葉をキーワードに、個人と社会をつなぐデザインについて考える。さらに、後半は、専門分野を持ったゲストが渡辺さんにさまざまな投げかけをして、議論を深めたい」と話している。

 同イベントは、「さくらWORKS<関内>」を運営する横浜コミュニティデザイン・ラボが主催。同法人が、既存の139平方メートルの既存のシェアオフィススペースに加え、211平方メートルの新スペースを市内で活動するアーティストたちの協力でリノベーションしたことを記念して、さまざまな分野のデザインの専門化を招いたトークイベントシリーズ「デザインの時代」を企画した。

 開催時間は18時30分~21時。参加費は2,000円(学生1,000円)。申し込み方法などの詳細は、さくらWORKS<関内>フェイスブックページで。

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