KAAT 神奈川芸術劇場（横浜市中区山下町281）で9月22日と23日、ダンス・コミュニティ・フォーラム「We Dance 横浜 2012」が行われる。

　「We dance」は、コンテンポラリーダンスの活性化を目指し、NPO法人「Offsite Dance Project」（港北区）が2009年から毎年横浜で開催している。ダンス当事者による「場」の創造をコンセプトとし、毎回さまざまな分野のアーティストが企画・制作・運営に参加。アーティストがディレクター、キュレーターとなり、実験的・横断的なパフォーマンス、ワークショップ、トークセッションを展開している。

　今回は、ダンス・パフォーマンス的グループ「モモンガ・コンプレックス」で独自のダンス作品を発表している振付家・白神ももこさんを共同プロデューサーに迎え、4つの新作を含む8プログラムを実施する。横浜市のダンスフェスティバル「Dance Dance Dance＠YOKOHAMA 2012」、神奈川芸術劇場で行っている新プロジェクト「KAFE9（カフェナイン）」との連携プログラム。

　参加アーティストは、白神ももこさん、「21世紀ゲバゲバ舞踊団」所属の井上大輔さん、「第七劇場」主宰の鳴海康平さん、「旅居」主宰の阿竹花子さん、「岡崎藝術座」主宰の神里雄大さん、「MOKK」代表の村本すみれさん、「木ノ下歌舞伎」主宰の木ノ下裕一さん、薔薇ノ人クラブ代表の黒沢美香さん、「男肉 du Soleil」団長の池浦さだ夢さん、「スクール・オブ・ダンス」リサーチ班ほか。

　プログラムは、22日＝nottDance 白神ももこディレクション「井上大輔の果敢なる挑戦　ソロダンス〈百年の身体〉 シリーズ リ・クリエーションズ」、「旅居 vol.03」、「杏奈（俺）」、「不本意ラウラ」、talk session（木ノ下裕一×白神ももこ）。23日＝「lonely woman」、「スクール・オブ・ダンス」の記録、「Dis/Respect for you」。

　Offsite Dance Project代表の岡崎松恵さんは「それぞれの視点でダンスを発明してきたアーティストが挑む初の共同作業や新たな手法による創作・上演、トークを通じて、多様なダンスの試行・思考にお立ち会いください」と話す。

　開催時間は両日とも14時～21時。チケットは、2dayパスポート（22日・23日）6,000円、1dayパス（22日）4,000円、1dayパス（23日）3,000円、単券500円～2,500円。各公演の詳細はホームページで。