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横浜歴史資産調査会が吉田町・関内で「防火帯建築」見学セミナー

バーや画廊、劇場、アーティストのシェアハウスなどが入居する「吉田第一ビル」

バーや画廊、劇場、アーティストのシェアハウスなどが入居する「吉田第一ビル」

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 吉田町と関内地区で9月8日、防火帯建築見学セミナーが開催される。

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 主催は一般社団法人「横浜歴史資産調査会 YOKOHAMA HERITAGE」(横浜市中区相生町3)。平成24度文化芸術復興費補助金を受けて実施する「横浜の近代建築資産の保存・活用によるまちあるきの魅力づくり事業」の一環として行う。

 今年度のテーマは「復興が転機となった横浜の近代建築」。第1回目は「防火帯建築」を取り上げる。

 関内地区は戦災・接収後に連続的な防火帯を形成するため不燃化・共同化が進められ、1950年代から60年代に多くの共同ビルが建てられた。セミナーでは、近年注目されている「バーとアートの街」吉田町地区と関内地区の防火帯建築についてのセミナーと見学ツアーを行う。

 当日は、吉田町のライブラリーカフェ「Archiship Library&Cafe(飯田善彦建築工房)」(中区吉田町4)で、防火帯建築についてのセミナーを受けた後に、吉田第一ビルに9月1日にオープンした劇場「十六夜吉田町スタジオ」と同ビル内のアーティストのシェアハウスを見学。その後、関内地区の防火帯建築を見学し、泰生ビル(中区相生町3)のシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」で解散の予定。講師は、都市イノベーションを研究している横浜国立大学建築学部の藤岡泰寛さんが務める。

 防火帯建築見学セミナーをコーディネートした杉野展子さんは「戦後の防火帯建築の建物は、最近、歴史的な視点で着目され始めています。関内地区には多くの古ビルが残っており、街の風景を形作ってきている。ぜひご参加ください」と話している。

 開催時間は10時30分~13時。定員40人。参加費は一般800円。

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