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横浜日仏学院でフランコフォニー祭-フランス語圏の文化体験

セネガル人パーカッショニストのオマール・ゲンデファルさん

セネガル人パーカッショニストのオマール・ゲンデファルさん

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 横浜日仏学院(横浜市中区尾上町5)で3月17日、「フランコフォニー祭」が開催される。

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 フランコフォニー祭は、フランス語や文化の多様性を紹介するフランス語圏のお祭り。イベントでは、スイスとセネガルにスポットを当てた講演会やコンサート、ビュッフェ・パーティーなどを実施する。

 講演会では、スイスの小説家エティエンヌ・バリリエさん(ローザンヌ大学文学部教授)が、「西洋音楽の極東への旅」と題して、自身の新作「Piano Chinois(中国のピアノ)」をテーマにヨーロッパ音楽が極東に受け入れられるまでを語る。

 そのほか、フランス語を使ったクイズゲームの授賞式、セネガル共和国のグリオ(歴史の語り部であり音楽家)出身のパーカッショニスト、オマール・ゲンデファルさんによるライブコンサートが行われる。

 当日は、スイスワインやスイス・グリュイエール地方原産「グリュイエールチーズ」、世界の郷土料理をビュッフェスタイルで提供。関連イベントとして、近隣の東京藝術大学 (横浜・馬車道校舎)大視聴覚室では、ケベック映画「僕のアントワーヌ叔父さん」(1971年、クロード・ジュトラ監督)の上映会が行われる。

 横浜日仏学院の佐野未帆さんは「文化の多様性を、見て聞いて食べて体感できるアットホームなお祭りです。今年はビュッフェの後に馬車道に会場を移し、映画の上映会も開催します。映画『僕のアントワーヌ叔父さん』は、1940年代のケベックの鉱山町を舞台にした人間味あふれるクロード・ジュトラ監督の傑作。たくさんの方にお楽しみいただけるように、日本語字幕付きの上映になります」と話す。

 開催は16時30分~。入場料は一般1,500円。映画は同イベントの半券掲示で600円。問い合わせは横浜日仏学院(TEL 045-201-1514)まで。

 フランス政府の公式機関「日仏学院」は語学学校、文化センター、情報発信基地の要素をもつ「日本の中のフランス」として、美術館やギャラリー、近隣のレストラン、大学などをパートナーに、展覧会や講演会、映画の上映、ワインセミナー、料理教室などさまざまなイベントを内外で開催。横浜日仏学院(中区尾上町5)の語学学校では、書籍・雑誌など約2,000点の所蔵資料をそろえ、20人の教師が60のクラスで授業を行っている。

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