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パシフィコ横浜で「脱原発世界会議」-ふくしまから世界へ

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

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 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で1月14日と15日、「原発のない世界」を実現するための具体的な行動を生み出すことを目的とした世界会議「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」が開催される。

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 原子力からの脱却を世界に発信し、日本をはじめ世界各国が採用できる脱原発への行動計画をつくり、提言する。市民団体などによる脱原発世界会議実行委員会(事務局:ピースボート)が主催。

 「双方向コミュニケーション」をコンセプトとする同会議では、国内外の原子力やエネルギーの専門家や議員ら60人以上のスピーカーが参加するほか、福島の人たちの生の声を聞く「ふくしまの部屋」、国内外の脱原発や自然エネルギー関連団体などの市民団体の「もちこみ企画」が100以上開催される。神奈川からは「NO!CVN&NUKUSチームヨコスカ」、「横浜市立大学学生団体RASK」、「南本牧処分場への放射性焼却灰海面埋め立てに反対する会」などが参加する。

 14日は、野中ともよさん(NPOガイア・イニシアティブ)、佐藤栄佐久さん(前福島県知事)、飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所所長)、肥田舜太郎さん(広島被爆医師)、ドイツやヨルダンの政治家らが参加する開会イベント「ふくしまから世界へ」。また、福島第1原発の事故を検証するセッションや、デンマーク、カナダ、アメリカなどの再生可能エネルギーの事例を共有するディスカッションのほか、歌手の加藤登紀子さん、SUGIZOさん、手塚眞さん、中沢新一さん、ピーター・バラカンさん、マエキタミヤコさんが出演するトークライブなどが行われる。

 15日は、福島県南相馬市の桜井勝延市長や双葉町長の井戸川克隆市長らが参加する特別セッション「首長会議:地域発・原発に頼らない社会のつくりかた」や国会議員フォーラム、チェルノブイリ原発事故の支援団体などを招いて「世界のヒバクシャから学ぶ」、「放射能から子どもを守る-社会を変える子育て世代の力」などのセッションを実施。閉会イベントでは「脱原発世界宣言」を発表する。

 また、「アーティストラウンジ」には、女優で写真家の松田美由紀さん、雅-MIYAVI-、湯川れい子さん、雨宮処凛さん、S.T.K(SUGIZO&谷崎テトラ)などが参加。「シアター」では、「Ashes to Honey ミツバチの羽音と地球の回転(英語版)」、「ナージャの村」などの映画のほか、「第4の革命-エネルギー・デモクラシー」ダイジェスト版上映とカール・フェヒナー監督のトークなどが行われる。

 14日には、連動企画として「脱原発世界大行進In横浜」と題したポートサイド公園から山下公園までの4.3キロメートルのデモを開催。

 14日=12時30分開場、15日=9時30分開場。入場料は参加できる日数やプログラムによって異なる。会場の様子は、USTREAM(ユーストリーム)でインターネット中継される。

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