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三溪園で中秋の名月を楽しむ「観月会」-古建築ライトアップ、伝統音楽も

ライトアップされた「旧燈明寺三重塔」

ライトアップされた「旧燈明寺三重塔」

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で9月9日より、中秋の名月を観賞する「観月会」が開催される。

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 毎年「中秋の名月」に合わせて開催される秋の恒例イベントで、期間中は開園時間を延長した園内で、ライトアップされた歴史的建造物の幻想的な姿を観賞することができる。

 また、江戸時代初期の紀州徳川家の別荘建築であった国指定重要文化財「臨春閣」を舞台に、日替わりで音楽や舞踊を披露。今年はあらたに日本の伝統楽器・箏(そう)語り、チェロ演奏が加わる。

 舞台スケジュールは9月9日=薩摩琵琶(薩摩琵琶錦心流中谷派襄水会)、10日=第一部:琴、ギター、フルート(東風)/第二部:箏語り(語り:景山聖子、演奏:東風)、11日=雅楽(横浜雅楽会)、12日=筝曲(琴アンサンブル香音)、13日=チェロ(丸山泰雄)。演奏時間は各日18時15分から20時15分。

 ライトアップする主な建造物は、外苑=旧燈明寺三重塔、旧燈明寺本堂、涵花亭、和船、鶴翔閣。内苑=聴秋閣、亭しゃ、蓮華院竹林。十五夜(中秋の名月)の時季、内苑からは時間の経過とともに、旧燈明寺三重塔の上を移動していく満月が楽しめる。

 三溪園 広報担当の吉川利一さんは「観月会の日程は旧暦十五夜を含む期間で設定しているため、年により9月~10月の間で変動します。今年はまだ残暑が残るこの時期ですが、夕方には秋を感じさせる虫の音をあちこちで聞くことができます。視覚的な風景だけでなく、こうした音を楽しめるのも観月会の風情です。今年は電力事情による節電により、一部の園路を蓄光材に替えているため、暗い場合に備えて懐中電灯をご用意いただければ」と話す。

 イベント期間中の開園時間は9時~21時(入園は20時30分まで)。入園料は一般(中学生以上)=500円、65歳以上=300円、小学生=200円。9月13日まで。

 今年は中秋の名月が9月12日となる。

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