暮らす・働く 学ぶ・知る

県民センターで被災地支援「チャリティーバザー」-ライブや写真展も

KSVNバザーチームボランティア「がんばれ東北かもめ団」の皆さん

KSVNバザーチームボランティア「がんばれ東北かもめ団」の皆さん

  • 0

  •  

 神奈川災害ボランティアネットワーク(KSVN、横浜市神奈川区鶴屋町2)は、かながわ県民センター(同)で6/28~30の3日間、「第2回かながわ東日本大震災ボランティア活動基金チャリティーバザー」を開催している。

[広告]

 KSVNは、1997年に設立された県内の災害ボランティア団体のネットワーク型組織。現在、東日本大震災の支援を目的に、神奈川県(かながわ県民活動サポートセンター)、神奈川県社会福祉協議会と協働し「かながわ東日本大震災ボランティアステーション」事業を展開。災害ボランティアの登録・派遣や、ボランティア情報の配信などに取り組んでいる。

 今回のチャリティーバザーは、5月の開催に続き2回目となる。東日本大震災後にボランティア活動を始めたメンバーによる手作りのイベントで、神奈川から息の長い被災地支援を継続するため、県内で活動しているボランティア団体などの支援活動を資金面で応援する目的で企画された。

 県内で被災地支援に取り組むNPOやNGO、任意団体の他に、県外からの出店も。東北地方出身のボランティアがみずから現地に出向いて仕入れて来た被災地(岩手・宮城・福島)直送の特産品やチャリティーグッズ、手作り品、日用品などを販売する。売上金の一部は「かながわ東日本大震災ボランティア活動基金」に寄付される。

 「かながわ東日本大震災ボランティア活動基金」は神奈川県内の被災地復興支援のボランティア活動、県内や被災地で生活する被災者の生活の向上や心のケア、コミュニティーの再構築を図る活動などを助成する目的で創設された。

 また今回はバザー以外にも、クイックマッサージ、チャリティーライブなど、イベントも企画された。メンバー2人が被災地・仙台市出身で、川崎・横浜を中心に活動しているポップスバンド「Blossom」などが会場を盛り上げる。

 バザー会場はセンター1階展示場、開催時間は10時~16時。チャリティーライブは28日に1階102号室で行われる。入場無料。

 ボランティアで、バザー部門を担当するKSVN「がんばれ東北かもめ団」団長の麻生ます美さんは、仕事をしながら実際に被災地にも数度足を運んでいる。

 「被災地を訪れることによって、息の長い支援が必要だと強く感じ、仕事の合間を縫って自分にできることは何でもしていきたいと思いました。バザーという場を通して、被災地への想いを伝えるとともに、一緒に活動していく仲間を多く募りたいと思っています。海を渡る『かもめ』のように、被災地に神奈川県の皆さんの温かいハートを届けるお手伝いを、これからも息長く続けていきたい」と話している。

ヨコハマ経済新聞VOTE

ヨコハマ経済新聞の読者歴はどれくらいですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース