横浜トリエンナーレ学校が「シブヤ大学」の学びの手法を知る講座

「横浜トリエンナーレ学校 vol.3」の様子

「横浜トリエンナーレ学校 vol.3」の様子

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 ヨコハマ創造都市センター(横浜市中区本町6)で4月23日、「横浜トリエンナーレ学校 vol.4」が開催される。

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 「横浜トリエンナーレ学校」は今年1月より横浜トリエンナーレ・サポーター事務局が開催しているプログラム。文化活動のサポートのための講座やワークショップなどを月に1回行っている。

 今回のテーマは、「『主語』のあるチームづくり ~NPO法人シブヤ大学の場合~」。NPO法人シブヤ大学・ディレクターの近藤ナオさんを講師に迎え、地域に密着し新しい学びのかたちを創造するシブヤ大学の事例を元に、「私」と「私たち」の両方を大事にするあり方を、簡単なワークショップを交えながら考える。

 シブヤ大学は2006年9月、東京都渋谷区に「地域密着型の生涯学習ネットワーク」として、地域資源を生かした学びの場の提供を通じ、地域社会のコミュニ ティビルディングに寄与することを目的に設立されたNPO法人。主に一般市民を対象にした公開講座の開催やコミュニティ活動のサポートを行い、これまでの参加者数は約1万3千人。現在、姉妹校として京都カラスマ大学、大ナゴヤ大学、札幌オオドオリ大学、ひろしまジン大学が開校している。

 会場はヨコハマ創造都市センター3階。開催時間は19時~21時。参加費無料、事前予約不要。問い合わせは横浜トリエンナーレ・サポーター事務局(TEL 045-325-8654)まで。

 横浜トリエンナーレサポーター事務局長の天野太郎さん(横浜美術館主席学芸員)は「横浜トリエンナーレ学校は、アートに興味のない方でも、トリエンナーレをご存知ない方でも、どなたでもご参加いただけます。第4回目は、ボランティアと街をつなぐ実践的な活動をしているシブヤ大学の事例を参加型の講義も交えて学びますので、お気軽にお越しください」と話す。

 「ヨコハマ創造都市センター(YCC)」は、2003年3月から歴史的建造物(旧第一銀行横浜支店)を活用し「BankART 1929 Yokohama」として使われていた施設で昨年5月1日に運営を始めた「ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター」の新名称。今年4月1日に、名称を「創造都市センター」へと改めた。運営は公益財団法人横浜市芸術文化振興財団。

 横浜トリエンナーレは、2001年に始まった現代美術の国際展。第2回展は2005年、第3回展は2008年に実施された。第4回展「横浜トリエンナーレ2011」は2011年8月に開催される予定。これまで3回の開催で、延べ3,400人以上の市民がボランティアやサポーターとして活動してきた。

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