中華街で横浜未来演劇人シアターの最終公演「新光電影館」

みなとみらい特設テント劇場で行われたハマのメリー伝説「市電うどん~特盛版~」(2008年、撮影:藤倉善郎)

みなとみらい特設テント劇場で行われたハマのメリー伝説「市電うどん~特盛版~」(2008年、撮影:藤倉善郎)

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 横浜中華街の中華菜館「同發(どうはつ)」新館(横浜市中区山下町164)で3月26日より、横浜未来演劇人シアターのファイナル公演「新光電影館~横浜中華街 大祝祭版~」が行われる。

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 横浜未来演劇人シアターは2006年に発足した横浜発の演劇人発掘育成プロジェクト。これまで野外ダンス公演「市電うどん~特盛版~」、横浜で娼婦としての生き方を貫いた老女「ハマのメリーさん」をテーマにした作品などを公演してきた。

 今回は同シアターの最終章として、かつて映画館であった中華菜館「同發」新館を舞台に、ダンスと芝居、音楽による特別公演を行う。構成・演出は浜田貴也さん、監修は寺十吾さん、振付・出演は石丸だいこさん、製作総指揮は大西一郎さんが勤める。

 当日は、チェロ奏者・坂本弘道さん、パーカッション奏者・栗木健さんらメンバーによる「市電うどんバンド」が復活し、作品には同劇団員の五十嵐恵美さん、今井勝法さん、碓井将仁さん、岡野正一さん、芝崎知花子さん、中山朋文さん、浜田貴也さん、松浦玉恵さん、安田亞希子さん、吉村公佑さん、若松絵里さんに加え、WAHAHA本舗の大窪みこえさんらが登場する。

 25日は、劇作家の北村想さん、女優の五大路子さん、写真家の森日出夫さんをゲストに迎え、前夜祭を実施。トークと映像で横浜未来演劇人シアターの3年間を振り返りながら、未来に向けた横浜からの文化芸術発信について語り合う。そのほか、「新光電影館」の予告編上映や久住昌之さんのミニライブも予定。開催時間は19時30分~。料金は1,500円(ワンドリンク付)。

 期間中、会場には日本酒イベント企画として「SMILE日本酒」が出店するドリンクコーナーを設け、来場者は場内で日本酒を楽しみながら観劇することができる。

 開演時間は26日=19時30分、27日・28日=18時。受付開始は開演の2時間30分前、開場は開演45分前(ドリンクコーナーもオープン)。

 大西さんは「3年半に及んだ横浜未来演劇人シアターもいよいよフィナーレを迎えます。しかし、これは終わりではなく次へと進む第一歩。横浜からの発信がまだまだ続く祝いの宣言です。3夜限り、中華街の幻の映画館に再び出現する壮大な事件を、是非ともお見逃しなきように。中華街の美味しいお土産もございます」と話している。

 チケットは前売3,500円(当日3,800円)、大学生3,000円、中高生2,500円、小学生1,000円。日時指定・全席自由。3月28日まで。問い合わせは「横浜未来演劇人シアター」公式サイトより。

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