横浜市開港記念会館でハイチ復興支援上映会「ミラクルバナナ」

上映会打合せの様子(写真中央左:錦織良成監督、同右:女優の山田カリンさん、右左:「ハイチの会セスラ」関係者)

上映会打合せの様子(写真中央左:錦織良成監督、同右:女優の山田カリンさん、右左:「ハイチの会セスラ」関係者)

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 横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で2月26日、ハイチ大震災復興支援を目的とする映画上映会「ミラクルバナナ」が行われる。

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 「ミラクルバナナ」は、「バナナの木から紙を作る」という実際のプロジェクトをモチーフに、大使館派遣員としてハイチ共和国に赴任した日本人女性の奔走を描いた作品。監督・脚本は映画「白い船」を手掛けた錦織良成さん、プロデューサーは鈴木大介さんと日向武夫さん。主催はハイチの支援団体「ハイチの会セスラ」。

 物語では、捨てられたバナナの木から紙をつくるプロジェクトの実現のため、ヒロインが子どもたちの明るい笑顔や貪欲に生きるハイチの人々のなかで強くなり、周囲の協力を得ながら夢に向かい奮闘する姿が描かれている。同作品は錦織監督が書店で手にしたバナナ紙製の同名絵本をきっかけに、2002年に初めてハイチを訪れ、3年の歳月をかけて完成させた。

 出演は小山田サユリさん、山本耕史さん、アドゴニーさん、山田カリンさん(ハイチの会セスラ特別顧問)、緒方拳さん、かとうかずこさん、宮崎美子さんら。

 当日は錦織監督をはじめ、主演の小山田さんら出演者も登壇予定。上映後は、地震直後のハイチを記録したスライドショーを流しながら、ハイチの女優・カリンさんが現地について語る。上映会の収入は全額ハイチ復興支援に寄付される。

 錦織監督は「この映画は『ひとの命、ゆたかさ』がテーマ。子どもたちの笑顔に未来を見てほしいという思いで、ハイチの悲惨な現実をそのまま描くのではなく、ハイチの『いいところを見てみよう』という視点で制作した。この映画をきっかけにハイチに目を向けてもらえればうれしい」と話している。

 開場18時30分、19時開演。21時30分終了予定(トークショー含む)。入場料1,000円。

 中南米の国ハイチで1月12日(現地時間)、マグニチュード7の地震が発生。今回の地震は、過去200年間のハイチの歴史上最も規模が大きく、ハイチ国民900万人中、3分の1にあたる300万人が人道支援を必要としていると言われている。

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